ゲームの祭典であり、権威ある賞レースでもある「The Game Awards」。
今年は12月9日に開催され、Game of the Yearなどの賞の授賞式の様子はリアルタイムで中継された。世界中のゲーマーが賞の決定に一喜一憂しながらすごしていたことと思う。
今年は事前に予想もしており……まぁその多くは外してしまったのだけど、授賞式よりも前から色々と楽しむことができた。
というわけで、ゲーマーのイベントとして楽しめたThe Game Awardなので、個人的にプレイしたゲームなどと絡めて思い返しつつ、色々と書き残して見ようと思う。去年も同様のことをしたが、その2022年版、みたいな感じだと思ってもらえると良いかも。
ELDEN RING
まずはやっぱりGame of the Yearを受賞した『ELDEN RING』。
去年のTGAではもっとも期待されるゲームの賞であるMost Anticipated Gameを受賞していて、2022年のGame of the Yearの受賞はほぼ確定していたとも言える。実際ゲームをプレイしてみると、その前評判に違わぬ面白さ。無限に遊べる。オープンワールドなのでどこからでも遊べる。フロムらしい死にゲー感はありつつも、逃げたり別の方法で打開することも可能で、ストレスが軽減されているようにも。
世間的にも(少なくとも自分の周りでは)高評価で、普段死にゲーをプレイしないような人まで遊んでいる状態。走り回っているだけでも楽しいし、自分だけの遊び方・体験ができるしで、語り合うのが面白いゲームにもなっていたように思う。
個人的にはちょうど時間ができた時期だったこともあり、一心不乱に遊びまくっていた記憶がある。毎日何時間も遊んでは、次はどこへ行こうかとか、ボスを倒すためにどうしたら良いかを考えるのが楽しくて楽しくて。
レビューを書こうとも思ったのだけど、すべてを書くのが難しくて諦めてしまったのだけど、最高のゲームだし個人的なゲームオブザイヤーを挙げるとしたら絶対に上位にノミネートされると思う。
つまり、みんながプレイして、何度も死んで、その出来事を共有し合う。そんな最高の体験が生まれたということ。そりゃゲームオブザイヤーに選ばれるよね。
最高のゲームでした。作ってくれてありがとう!
Stray
猫サイバーパンクゲーである『Stray』。
先日の記事ではBest Art Directionを受賞できるのでは?と思って予想していたのだけど、そちらは『ELDEN RING』に獲られてしまった……。ただ、思った通りBest Independent Gameの方は受賞。Game of the Yearにノミネートされたくらいだからこっちは順当な評価と言えるだろう。
レビューにも書いたが、雰囲気が素晴らしくそして猫が可愛い。かなりいいゲームではあるんだけども、それぞれ少し物足りない箇所があってゲームとしてのランクを少し下げてしまっているような印象はある。それでもインディーのゲームとして尖るところはしっかり尖らせていて、「こういうゲームが作りたいんだ!」というゲーム開発側の熱量を感じることができる。
未プレイだったらとりあえず遊んでみたら?とおすすめできるゲームだ。
猫好き、サイバーパンク好きのどちらでもおすすめできるし、両方ならなおさら。アクションゲーム的な技量が求められる箇所もあるので、その点はご注意を。
Horizon Fobidden West
様々な賞にノミネートされながらも受賞を逃してしまった『Horizon Fobidden West』。去年の『ラチェット&クランク』枠と言っても良いかもしれない。Horizonといえば、前作『Horizon Zero Done』が2017年に様々ノミネートされつつも賞を逃したのだけど、今作も同じ結果に……。
PS5の売上状況なども影響しているのかもしれないが、ソニーがかなり強くプッシュしていただけに今回こそは何かしら賞を獲ってほしかったところ。アートディレクションとか、アクション/アドベンチャーとか、ベストナラティブとか、なにか獲れたらなぁと思ってしまう。
とか書きつつも実は未プレイなので、前作をやり直してから『Horizon Fobidden West』にも手を出していきたいなぁと思ってます。雰囲気が好きだし、前作もいいゲームなのだけど、いかんせん渋い。このテイストは好きだけど、なかなか跳ねにくいゲームだよなとも思ってしまう。でも文明が消えたあとの世界とか、そこに息づくメカ生物とか、後退した人類の文明とか、すごい良いところも多いので好きな人も多いハズ。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク
そんなホライゾンを押しのけて、逆に多くの賞を獲ったのが『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』。
もともとノミネート数も多かったのだけど、Best Narrative、Innovation is Accessibility、Best Action/Adventure、Best Audio Design、Best Score and Musicと5つの賞を受賞。ゲームオブザイヤーこそ『ELDEN RING』だったが、一番の受賞数となった本作の年とも言えるかもしれない。
前作『ゴッド・オブ・ウォー』が2018年のゲームオブザイヤーを受賞していることからも、The Game Awards好みのゲームタイトルとも言えるのかもしれないが、評価も高いしプレイしておきたいゲーム。更に前の『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズとは大きく変わって、父親になって丸くなったクレイトスが話題になったのも記憶に新しい。
チェックしていないゲーマーはいないとは思うけど、改めてその実力を示した本作。まだプレイできていないのだけど、これだけの賞を受賞したゲームなのでしっかりプレイしておきたい。
さいごに
書きたいことはまだまだたくさんあるのだけど、今回はこんなところで。
次回は今後出てくる注目ゲームたちにフォーカスして書けると良いなと。
それにしても授賞式の様子を見たり、Twitterのタグを辿っているときのワクワクはたまらないし、いろんな人達がゲームの発表でテンションが上っているのを見るのも最高。
やりたいと思っているのにまだ遊べていないゲームも多いので、この機会に改めて積みゲーリストの並び替えをしていくつもり。いつ遊べるのかは……新しく発表されたゲームと相談でお願いします。