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Game of the Yearも決まったTGA2021 大賞や新作発表いろいろまとめ 前編

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2021年12月10日に行われた世界的なゲームの祭典「The Game Award2021」。
毎年行われるこのお祭りで、その年の最高のゲームであるGame of the Yearが決まるのは周知の事実。ただそれ以外にも様々な賞があり、そこに至るまでにノミネートされた作品もあり、さらには新しいタイトルが発表されたりと年末のゲーマーにとっては刺激的な時間なのである。というかこれが来たからもう今年は終わりみたいな気持ちなので、もう年越しでもいいくらい。

というわけで、賞を取ったものに限らず、ノミネートされたものも含めて、個人的に気になったものや思い入れのあるものについてあれこれ書き残してみようと思う。
……そんなしっかりしたまとめじゃないんで、ハードル低めで読んで貰えれば。

It Takes Two

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色々書くよって言いながら早速GOTY作品じゃねぇかって言われそうですが、いやすでにそんな声が聞こえてくるようでもあるけども、やっぱり『It Takes Two』について触れないわけにはね。今年一年のゲームを振り返ってみると、いくつも面白かったゲームが思い浮かぶ。同じくらいのつまらなかったゲームもあるけど……それは置いておいて。面白かったゲームの5本の指に入るのがそう、『It Takes Two』だから。2人協力のゲームは世の中に沢山あるけども、2人で協力しないと進めないゲームは数少ない。ぱっと思い出せるのは、本作と『オペレーションタンゴ』と『完全爆弾解除マニュアル』くらい。(『A Way Out』もそうだけど、『It Takes Two』と同じスタジオの作品をあげるのはちょっとずるい気がしたので外しました……)その中でもお互いのアクションが組み合わさって前へ前へと進んでいく体験は特別で、他ではなかなか味わうことができないんじゃなかろうか。


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公式のトレーラーを見てもらうと協力の雰囲気がつかめると思うんだけど、それだけじゃない。もうちょっと良く見てほしい。ステージごとにやることがかなり変わっていることに気づくはず。飛んで跳ねて、ワイヤーアクションをして、ガトリングを撃って、ボールを転がして、船に乗って、鳥に乗って、重力を無視して……本当にいろんな体験が詰まっていて、要素が多すぎてよくこんないろんなパズル考えられたなと開いた口が塞がらない。

2人で協力するということに、誠心誠意向き合ったゲーム
それが『It Takes Two』。

お話も離婚が近そうな夫婦が主人公なので、親しい人とぜひプレイしてみてほしい一作。相手への考え方や話し合うことについて考えるきっかけになるかも。

以前書いた記事はこちらにあるので、気が向いたら読んでもらえると嬉しいです。

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Marvel's Guardians of the Galaxy


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マーベル、というかMCUで1・2を争うほど好きな作品である『Guardians of the Galaxy』のゲーム版。トレーラーを見るだけであがる。音楽聴きながら大暴れしてるトレーラーってもう最高じゃんね。
……と言いつつも実はまだプレイしていないので、どっかで時間を見つけてやりたい。知らない惑星のヴィヴィッドな色味のビジュアルもユニークだし、他ではなかなか見ることのない世界が堪能できそうなんだよなぁ。

今作が受賞したBest Narrativeはストーリーを評価する賞。日本でナラティブと聞くと、自分でストーリーを描いていくような自分だけの体験を指すことが多い印象があって、個人的には『Firewatch』とか『ABZU』とかがその枠ってイメージだけど、この賞が選出するのははもう少し広くストーリーが最も良かったゲームという感じ。もちろん脚本が素晴らしい!というよりも、ゲームとしてうまく体験させた!って部分も見られている(と思う)ので、よりゲームらしく素晴らしいストーリーを体験させたで賞って感じだろうか。
そんな賞を取った『Guardians of the Galaxy』は日本語でもしっかり楽しめるので、時間見つけて堪能させてもらいます。年末年始はこれかなー。その前にアライズを終わらせないと……。

テイルズ オブ アライズ


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そんな『テイルズ オブ アライズ』はBest Role Playingを受賞していて、世界的にもRPGとして評価を得たことに。他にノミネートされていたのは『サイバーパンク2077』『モンスターハンターライズ』『SCARLET NEXUS』『心・女神転生V』という並びなので、この項目は日本のゲームが並ぶところと言っても過言ではなさそう。個人的には『SCARLET NEXUS』がPS5で遊ぶ意味のあるゲームだと感じていて、かなり感動したのだけど(記事にしようと思って挫折しました……)それよりもRPGとして素晴らしいと評価されたのが本作。プレイしている感じだと、RPGとしてという部分は難しいけども、主要人物の内面・考え方を丁寧に描いていると感じているし、悪役として登場した面々に対しても、それが全てではないとしっかり伝えるようにしていて今の所の印象で、クリアしたらちゃんと感想をまとめたいなぁと思ってる。
ちなみに他のテイルズオブほにゃららは色々つまみ食いした程度なので、比較はできん。でも面白いよ、アライズ。

SCARLET NEXUS


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流れで簡単に書くけど、『SCARLET NEXUS』がBest Role Playingにノミネートされていたのがうれしく、同時に結構な驚きだった。なんというか、いや確かにJRPGっぽさが強くて、そこにサイバーパンクプラスαみたいな新概念の「ブレインパンク」ってのを打ち出したビジュアルはかなり独特で好みなんだけど、世界的な賞の一歩手前まで名前が上がるのかというのがね。
上でも書いた通りPS5でやるべきゲームで、念力を使ったアクションはハプティックフィードバックをうまく使って重いものを持ち上げて投げるような体験が没入感にうまく寄与しているし、PS5発売後の少し出回った頃という良いタイミングで出たなという感じがする。

……ん?書いてて思ったけど、思ったより評価してるな。
多分自覚していたよりも結構好きです、『SCARLET NEXUS』。
Best Role Playing獲ってほしかったわ!

ニーア レプリカント ver.1.22474487139...


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日本のタイトル連発だけど、次は『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』。受賞したのはBest Score/Musicなので、音楽面を評価されての受賞。過去には『ファイナルファンタジー7 リメイク』や『デス・ストランディング』、そして『Nier:Automata』も獲得していて、日本タイトルが高頻度で出ていると言えるかも。

ニーアといえば、リメイク前の旧版をプレイしたときにドハマリしてサントラがほしいって言っていたら友人に誕生日プレゼントでもらって、そこからずっと聞き続けていたのも良き思い出。今でもサントラはしっかり持っていてたまに聞くくらいには好き。でも、リメイク版をプレイして改めて考えてみると、音楽がただ良いということじゃないよな、と。いやもちろんBGM単体が良くないって話じゃないから誤解しないでほしいんだけど、世界観やそこまでのプレイに音楽が染み込んで、自分の中の記憶として残っているから、聴いたときに感情が表出して、好きだわってなるんだよなってこと。当たり前といえば当たり前なんだけど、リメイク版を遊んだことが改めて考える切っ掛けになったというか。ありがとう『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』……神話の森はやっぱり苦手です。(嫌いってわけじゃあない)

 

だめだ……ぜんぜん書き終わらない……。書きたいことを最初にまとめておくのがコツだと言われたからちゃんと書き出しておいたんだけど、そもそもそれが多かった説が濃厚である。

というわけで、後編に続きます。
次はもう少し賞を獲ったりノミネートされたゲームについて触れつつ、新作情報で気になったやつについても書いていくつもり……なんだけどそれでも足りなかったら3部作になります。お許しあれ。