こんにちは。譲治です。
カプコンの新作として気になっていた『祇:Path of the Goddess』の体験版が先日配信されましたね。
発売は2024年7月19日なので、あと少し待てばプレイできるのですが、せっかくなので体験版をプレイしてみました。
追加ステージ含めてクリアしたので感想を書いていこうと思います。
- 祇:Path of the Goddessってどんなゲーム?
- 世界観はユニーク、戦闘は割とお堅め?
- どこで戦うかを考える昼パート
- ほかステージとは異なる戦闘のボス戦
- さいごに
- アクション要素のあるゲームのレビュー記事はこちら
祇:Path of the Goddessってどんなゲーム?
『祇:Path of the Goddess』は去年の6月頃に開催されたカプコンショーケースで発表されたゲーム。
先日の記事にも書いたように、剣舞と采配を振るう神楽戦略活劇なのだとか。
本作はステージ制で複数のステージがあり、それらをクリアしていくのが目標となります。
ステージもステージで、巫女を最後の鳥居まで連れて行くか、ボスとなる敵を倒すかというように、ステージごとに設定されている目標を達成することでクリアすることができます。
ステージ内は昼と夜という2つのタームで区切られていて、昼の間は汚染された土地を祓ったり、村人を開放することが可能。
村人を転職させることで戦士や弓兵として、運用することができます。
夜になると、敵が出現し進行してくるタワーディフェンスが開始。
采配というのはこの部分のことで、兵士たちの配置を調整しつつ、自分も自分で戦闘を行うことで巫女を一晩守り抜くことになります。
基本的にはこれを繰り返しつつ、巫女をステージのゴールまで進ませることが目標になります。
今回の体験版ではチュートリアルとなるステージ以外に、ボス戦を含めて3ステージ遊ぶことができました。
最後に追加されたエクストラステージというだけあって難易度高めではありましたが、慣れてくると自分なりの布陣が出来てきて、うまく戦えている感が出てきたように思います。
敵の種類も増えると思うので、対処が複雑になっていくのですが、それにも対応できるようになってくると自分の成長を感じられるんじゃないかなと思ったりました。
世界観はユニーク、戦闘は割とお堅め?
舞台となるのは和風な世界観……ではあるのですが、実際の特定の時代を描いているというわけでもない不思議な世界です。
妖怪のようなものがいるのが普通ですし、各職業に応じた仮面をつけるし、日本ベースのファンタジーとして捉えるのが適切かも。
ほかではあまり見ない独特な世界観ではありますが、それに反してゲームプレイ自体はそこまで目新しいわけではなく、堅実なゲームとなっている印象です。
説明にも書いた通り、ゲーム自体は巫女を守るタワーディフェンス。
そこにプレイヤーという操作できる駒を使って、遊撃的に動いて防衛していくというのが基本的なプレイになります。
日中の周囲を祓っていき、村人救出からの登用していく流れは面白いのですが、そこまで目新しいわけではありません。
ゲームの仕組みの面だけを見ると、独特なことはあまりやらず、堅実な作りになっているのがわかるかと思います。
どこで戦うかを考える昼パート
堅実な作り……と言いつつ、実は上記に別の要素が加わっていることで、体験に変化がついているというのも感じています。
それが巫女の進行です。
「巫女をゴールである鳥居まで進める」という部分。
これによって、戦い方が結構変わってくるんですよね……。
巫女が移動するのは昼の間だけ。
夜になると、その地点に居座り防衛を行うことになります。
昼の移動も自由に動かせるわけではなく、ゴールまでの直線上を前へ進むだけ。
プレイヤーがコストを支払うことで、どこまで進むかを決めることは出来ます。
この移動の要素によって発生するのが、「どこを拠点として戦うか」を考えるという要素です。
場所が決められているわけではなく、地形やコストを考えてどこで夜を耐え凌ぐかを考える。
これによってただ単に守るだけのタワーディフェンスではなく、敵の経路に合わせた拠点構築という上手さを表現できるアクションタワーディフェンスになっていると感じましたね。
ほかステージとは異なる戦闘のボス戦
タワーディフェンスではなく、出現する敵を倒すだけのステージとしてボス戦というものもあります。
強大な敵へ、味方となる村人数名を連れて挑むことになります。
ポイントは直前に渡される軍資金だと思っていて、それをどのように割り振って村人を転職させるかが戦い方に影響するんですよね。
またボス戦中は「突撃」と「防衛」の2種類の指示を出すことも可能。
やはり巫女は守らなければならないので防衛に回らせたり、タイミングを見て攻撃に参加させたりと、ボス戦という場においても采配の遊びを中心に作られていると感じました。
さいごに
ゲームをプレイするまでは、横からの画面がメインのアクション要素も少しあるタワーディフェンス、くらいで思っていましたが、実際にプレイしてみるとカメラを自由に動かして祓うべき場所を探したり、敵の侵入経路を探したりと、せわしなく走り回るアクション強めのタワーディフェンスでした。
正直な感想を言うと「思っていたよりも面白いゲームだな」と思いましたね。
使える兵種が増えるともっと采配の幅が広がりそうですし、製品版で色々と試してみたい気持ちです。
ただ、ユニークな箇所や面白いポイントはあれど派手さのようなものがないので、製品版では盛り上がり箇所を感じられるかが気になっていたりもします。
Xbox Game Passにも含まれるようなので、気になる人はそちらを選んでも良いかもしれません。
まぁせっかくなのでリリース前に体験版をプレイしてから決めるというのがおすすめですが。
『大神』とのコラボキャンペーンもありますし、犬も撫でられますよ?