こんにちは。譲治です。
珍しい名前への嫉妬心から生まれた妖怪を祓う『改名師』というゲームを遊んでみました。
といっても、まだ未発売なので体験版ですが。
完全日本向けかつ結構変わったテーマなんですが、同時に「名字のレアリティ」という概念は結構気になる人も多いものなので身近でもあるという、変なゲームですね。
改名師ってどんなゲーム?
『改名師』は最初に書いた通り、名前の珍しさを用いて戦うゲームです。
次々と現れる妖怪により珍しい名前を与えることで祓うことが可能。
ひたすら珍しい名前で祓っていき、朝まで生き延びること目指すことになります。
妖怪と遭遇すると手札から使用する改名札を選択し、対象となる妖怪へ改名を行うことに。
このとき、現時点の名前よりも改名後の名前が珍しいものである必要があります。
珍しければ倒すことができ、より一般的な名前だった場合は手札を破壊されてしまったり、ゲームオーバーになったりします。
名前にはランクがあり、それを参考に珍しさが決まります。
ただし、札を選ぶ時点ではどの名字がどれくらいのランクなのかを知ることはできません。
そのため、どの名前がどれくらいのランクなのかを覚えて戦う必要がある、というわけです。
妖怪との戦いは朝まで続く……のは製品版で、今回のデモ版では12時まで。
時間の表示になってはいますがもちろんこれはゲーム内時間のこと。
4回くらいの戦闘を行うと大体1時間分くらいで、区切りの良い時間になるとボスキャラのような敵が出現します。
これを何度か繰り返すことで、最後のボスとの戦闘になる、という仕組みです。
正式リリースは2024年10月31日とのこと。
プラットフォームはSteamです。
名字の珍しさを当てるということ
このゲームの面白さの根幹は当然「名字の珍しさを推理する」という部分に集約されています。
「山内と矢野はどっちがランク高いのか」
「絶対に珍しい名字の昆布はいつ使うか」
「中村のランクは低そうだが今使って良いのか」
などなど、なんとなくの印象とゲーム状況を照らし合わせる面白さ、とも言えるかもしれません。
また、「なんとなくの印象」というのも、人それぞれなのが面白い部分。
複数人でプレイしてわいわい言いながら珍しさ当てをするのも面白そうですよね。
手札の概念や「改名の極み」という要素がこの珍しさ当てゲームを加速させます。
ただ単に珍しい名字を使えばよいのであれば「相星」「一堂」「笑子」「光明院」「小夜」など言っていけば良いのですが、このゲームではそうは行きません。
手札で配られる形式なので、まず珍しい名字が常に使えるわけではありません。
しかもその中にはかなり一般的な名字も含まれます。
つまり、まず最初に「自分の手札の名字の珍しさを考える」必要がある、というわけです。
弱い的に対して強すぎる名字を使ってしまうと、補充の関係でそれ以降の戦いが難しくなる……とはいえ、弱い名字で負けてしまうのは問題外。
どの手札がどれくらいの珍しさなのかを考えなければ戦えません。
また、間違えてより一般的な名字に改名してしまった場合、手札の一番左の札から順番に失っていく、というのも思考に関わる要素です。
常に補充は右から、失うのは左からなので、大事に取っておいた札ほど失敗時に失うリスクがあるという構造なんですよね。
あとは改名の極み。
ちょうど1つ上のランクの名字に改名することで、隣り合った妖怪を一緒に倒すことができる、という仕組みです。
これがあるので、より名字のランクを意識することになります。
特に、複数回改名が必要になるボス戦では、改名の極みを使うことで2回分のダメージを与えることができますし、かなり重要な要素となりますね。
さいごに
名字の珍しさを予想するという、日本人なら一度は体験したことのある遊び・思考をゲーム化……という変わったゲームでした。
推理と書きましたが、ちゃんとクリアしようと思うと一度見た名字のランクを資料化して行くのが現実的ですかね。
ざっと1時間くらい確認しただけでも200弱の名字に遭遇しましたし。
あとボス戦などでも使える戦い方などもあったので、今度軽めの攻略記事も書いてみようかなという気持ちになってます。
それはそれとして、自分の名字が登場したら結構嬉しいし、誰かと一緒に遊ぶのも盛り上がりそうなので、ぜひ複数人で遊べる環境でプレイしてみてもらいたいですね。
というかSwitch版とか出したら持ち運んで遊べるし、楽しそうな気がしました。