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映画版キングダムはどこまでやるの?3作目以降の展開を勝手に予想してみる!その1


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『キングダム2』が7月の半ばに公開され、そろそろ1ヶ月半が経過しますね。
先日の記事でも取り上げた通り、映画としてもしっかり作られていた本作。またエンドクレジットで明かされた3作目の公開情報も注目すべきポイントでした。

でも『キングダム2』で蛇甘平原の戦いなのだとしたら、3ではどこまでやるのだろう?
あと、その後も描くとしたら何作くらい映画が必要なのだろう?

そんなことが気になる人も多いんじゃないでしょうか?1作目でだいたい5巻くらいまで、2作目では7巻までの話に一部8巻からの話を混ぜたようなストーリーとなっていますが、現在原作は65巻まで発売されておりこれからも物語が続いていきます。このペースで進めたとして、国内統一編までで考えてもあと何作映画が必要になるのか、心配する声も聞こえてきそうです。

そんなわけで今回は、3作目以降の映画版キングダムがどのような内容になるのかを勝手に考えていこうという企画になります。当然論拠はない与太話みたいなものですので、そのつもりで読んでもらえるとありがたいです。
もちろんある程度のネタバレを含みますのでご容赦を。

キングダム3

キングダム 16 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

まずは来年公開される予定の『キングダム3』から。
エンドクレジットで公開された映像では王騎将軍の姿が映るシーンが多かったように思います。それも考えてみれば当然で、信の成長を語る上で、またキングダムの物語を区切る上でも大事な話ですから。

というわけで、キングダム3は馬陽編になると睨んでいます。
当然最後は王騎の死と矛の継承でしょう。

『キングダム2』の最後から考えると、まずは信が修行をつけてもらうところから始まるのかなと。タイトルが出るタイミングで秦を取り巻く状況の説明、そして趙の侵攻に触れる。王宮における話の中王騎が総大将に決まるとともに、政との話をするシーンを挟んで、挙兵とつながっていくのが無難ですかね。信が無国籍地帯を征するエピソードが原作にはなかったので、入れてもらえると嬉しい気持ちはありますが、流れが崩れそうにも思うので複雑な心境です。
無国籍地帯を征した信が現れて趙との戦いへと向かっていき、まず最初の山場として馮忌を討ち取るシーンへとつながっていくのかなと。つまり最初の盛り上がりは「飛信隊」と名付けられた100人隊が飛矢として敵将を倒すところになるでしょう。

その後龐煖という強烈な武の持ち主が登場し、戦況は一気に変化。
龐煖は『キングダム』の物語を通して見ても強大な敵ですが、『キングダム3』においては物語における強大な壁として登場人物たちの目の前に立ちはだかることになります。
王騎が大将軍として龐煖と戦い、倒す直前で敗れることになりますが、死の直前に大事なことを信へ伝えることになります。また王騎の矛を手渡され、信が王騎の意思を継ぐものとなるわけです。

『キングダム3』はこの流れで終幕……なのですが、この後の物語を牽引する人物が登場するはずです。それは知っての通り李牧。趙の三大天です。
途中途中で登場するものの、最後の最後にこの人が李牧なんだ、というシーンが入って、『キングダム4』への引きを作るんじゃないかなと思っています。

 

※ 追記
実際はこんな映画でした。

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キングダム4

キングダム 19 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

馬陽の王騎の死までが「王騎編」なのだとしたら、ここからは「李牧編」といっても良いかもしれません。
その序章となるのが山陽の戦いと考えることができます。

ではここで何が起こるのかというと、趙のもと三大天である廉頗との戦いです。秦の六大将軍と肩を並べるような趙の三大天の凄まじさを肌で感じるためのエピソードと言えるでしょう。
また、同年代の若き将たちとの出会いも外せませんよね。王賁や蒙恬と切磋琢磨していく展開がこの先重要になってきますので。

とは言え、それと並行して進む内政の話も蔑ろにはできません。後宮勢力とのやり取り、そして呂不韋陣営との対決の始まりなど、かなり重要な要素が多いんですよね。呂不韋は秦国内の統一において常に付きまとう人物で常に裏で暗躍し続けているのですが、その最後の決着にも大きく関わる太后とのやり取りが始まるのもこのタイミングから。だとしたら、今後の流れを考えると外すことはできない要素……。

そう考えるとまずプロローグ的なシーンで太后とのやり取りと呂不韋の密通までを描く、とかですかね。向による報告とそこから次への動き出しまで移して戦いへ場面転換。
山陽の戦いが始まったら王賁との出会いと蒙驁率いる秦 vs 廉頗率いる魏の戦いの中で暗躍する輪虎を描く。信、蒙恬、王賁が臨時千人将になるのが中盤の山場になるんじゃないかなと思います。で、そこから輪虎を撃破したら、蒙驁と廉頗の戦いとなるでしょう。一騎打ちとなり、蒙驁の本気を見せつけつつ、桓騎によって魏の本陣を落として山陽の戦いは終わり、という流れかなと。

では、成蟜勢力を取り込む部分をどうするか、嫪毐と太后の部分をどうするか、なんですよね。
個人的にはエピローグ的なところで信の千人将昇格の後に、暗転を挟んで昌文君とのやりとりからの「久しぶりだな 成蟜」のシーンで終わるんじゃないかなぁと。
李牧と春申君の密会あたりを入れて、合従軍へのつなぎにするというのもありそうなんですけど……それは次に回すのでは?と考えています。

キングダム5

キングダム 27 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

合従軍編は長いので2作に分けると思っていて、その前半が函谷関の戦いが中心となる25巻から30巻までの話。李牧編という言い方をしたかと思いますが、合従軍編の終わり(多分キングダム6)までが李牧編と考えて良いのかなと。

では前半の函谷関の戦いはどうなるのか。
李牧と春申君の密会とそれを目撃するところから物語が始まり、2カ国同盟かと思われていた李牧の策略がだんだんと表面化していきます。
そして合従軍として秦以外の6カ国が同盟を組み、秦を一気に追い詰める流れに。

最後の盛り上がりは当然蒙武対汗明になる……のですが、それは函谷関の戦いだけの話。信を中心に据えると、麃公 vs 龐煖が当然大きな見せ場になるでしょう。王騎からの矛に続いて、麃公からは盾を受け取り、更に「火を絶やすでないぞォ」という言葉も受け取る信。仇討ちに行こうとするも止められ、李牧を止めるために走ることになり、それがまた信が大将軍となるための糧となるのです。

キングダム 30 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

つまり、『キングダム5』では、合従軍がおこるところから始まり、函谷関の戦いを描きつつも、メインでは麃公とともにいる信を描くことになりそうだなと。となると開戦のシーンと万極戦、そして龐煖との戦い、というのが一番わかり易い展開なのかなと思いますね……。でも全然説明足りないのよな……。
この辺ドラマにでもして、もっと長尺でやってくれませんかねぇ……

キングダム6

キングダム 31 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

合従軍編も後半となり、蕞の防衛戦に進んでいききます。
つまり政の活躍ですね。

政が咸陽から出て蕞に向かうところから始まる……となると昌平君の呂不韋からの離反、そして成蟜と政の話などがプロローグ的に描かれることになりそうです。そして本編の最初はボロボロになった信の隊が蕞に到達し、そこで政に迎え入れられるところが最初になるのかなと。

キングダム5で精神的な支柱となっていた麃公を失って憔悴していた信たちが復活するところから始まり、そして重要なのは政の檄によって蕞の民が立ち上がり、民兵となって李牧軍を向かい撃つことに。飛信隊の活躍によってなんとか耐えているものの、政が深手を負ってしまい……というところで中盤ですかね。

キングダム 33 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

終盤は山の民の登場が大きい見せ場ですね。蕞の民兵が限界を迎えて、ついに侵入を許してしまったところで山の民が登場し形勢逆転。さらに龐煖と信の一騎打ちで龐煖に深手を追わせて合従軍編が終わりに向かっていく流れになるんじゃないでしょうか。

エピローグでは論功行賞ですね。信が三千人将へ昇格。そして正式に羌瘣が副長の座に戻ってくるのかなと。
ただ、内政系の問題はここからだんだんと大きくなっていきます。呂不韋の暗躍は大きくなっていきますし、それに伴って太后や嫪毐の話も明らかになっていく……というわけで、「李牧編」だったキングダム6が終わり、「呂不韋編」となるキングダム7~9へつながっていきます

さいごに

一旦今回はここまで。
国内統一までだとあと3作くらい必要になるんじゃないかと思っていて、それは呂不韋と政の戦いにもなってきます。もちろん「金剛の剣」となり戦う信の活躍もあるとは思いますが、それよりも政を中心とした話になるんじゃないかなと。

そのあたり、次回もまた勝手に予想しながらあれこれ書いていきたいと思います。別の描き方もあるんじゃないの?といった意見ありましたら、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

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