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映画版キングダムはどこまでやるの?3作目以降の展開を勝手に予想してみる!その2

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なんと舞台化も決まった『キングダム』。
原作の方も先日66巻が発売されましたし、絶好調といったところでしょうか。

原作66巻といえば、あとがきで映画『キングダム2』の撮影がコロナ禍の影響で大変だったという話が。そして最後に映画『キングダム3』についても触れられていましたね。といっても内容については特に語るわけではなく、予告が流れたよね!という話のみ。
前回の記事では、そんな『キングダム3』の展開についての予想と、さらにその後の映画についても予想もとい妄想を語っていきましたが今回はその続き。『キングダム7』以降の展開をまたしても好き勝手に語ります。
原作のネタバレを含むので、避けたい人はご注意くださいね。

キングダム7

キングダム 35 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

前作(と勝手に言っているだけですが)となる『キングダム6』にて李牧率いる合従軍との戦いが終わり、映画版もついに呂不韋との戦いに入っていきます。
呂不韋との戦いは最終的に加冠の儀にたどり着くわけですが、その前哨戦として存在するのがそう、成蟜の乱です。

成蟜は『キングダム1』で登場した嬴政の弟。王座の簒奪を試み、そして鎮圧された悪役です。映画版で本郷奏多演じる成蟜が最後にはボコボコに殴られていたのが印象的です。そんな成蟜ですが、政が自ら蕞に赴いて王としての在り方を示したことに感化され、成蟜なりに王族として国を支える道を探すようになっていきます。

ですが、そんな中成蟜の乱が起きてしまいます。

キングダム 34 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

『キングダム7』のオープニングは、蕞における政の行動で政の陣営が盛り上がるところからでしょうか。何もできなかった呂不韋陣営は逆に低迷し、政や昌文君が勝負を仕掛けられるところまで来たと考えているようなシーン。
ですが、その裏では呂不韋が他国からも様々な人を呼び、私財を使って酒池肉林の宴を開いており、実はまだまだ力を隠し持っているということが描かれます。
そしてそこで呂不韋は「加冠の儀を利用して秦国を乗っ取る」ことを明言し、タイトル……という感じじゃないでしょうか。
この後の3作で呂不韋との戦いが描かれることを示す、大きな区切りとしてのオープニングになるんじゃないかと予想しています。

さてそこから何が起きるか。

まずは成蟜の第一夫人である瑠衣の登場は欠かせないでしょう。
そんな瑠衣が故郷である屯留への一時帰宅をするという話も重要です。もちろん、成蟜と瑠衣の親愛とも言える関係性も描く必要がありますね。

それらを踏み台にして、趙の屯留への進軍が発生し、その鎮圧に成蟜が乗り出すことになり……というところで序盤が終了。場面が変わります。そこでは暗躍する呂不韋と蒲鶮の姿が……。
屯留に場面が戻り、蒲鶮が成蟜を罠に嵌め、気がつけば成蟜軍の反乱という形になっているという展開。

ここからは話が一気に進んでいきます。
飛信隊に大王から「成蟜の救出」という依頼が届き、信がそれを目指し屯留を目指すことに。屯留に到着すると、攻城戦から救出作戦という流れで進んでいきます。が、成蟜は瑠衣を助けるために致命傷を受けて倒れてしまいます。

そんな成蟜が最後、信に伝えるのは「政の支えになってほしい」ということ。
信は当然のようにその言葉に返す流れは、映画版をずっと追っている人であれば涙してしまうようなシーンになるに決まっています。

そしてエピローグ。
最後に描かれるのは信と呂不韋の対面のシーンでしょう。
「お前は王様になれねえ」という信の言葉が、『キングダム7』が呂不韋との戦いの序章にすぎないことを示すのです……。

キングダム8

キングダム 36 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

『キングダム8』では著雍の戦いが描かれます。
この戦いは騰を大将とする秦と呉鳳明率いる魏の戦。秦の若き才能である信・王賁と魏の旧き猛将である魏火龍が対比的に描かれます

話は蒙驁の死からでしょうか。その死の間際に告げた信・王賁・蒙恬の3人で競い合い強くなれ、という言葉。それを体現するかのように信と王賁がそれぞれ活躍をするお話なので。

呉鳳明の陣営のスキの無さに対して、王賁が描く戦術がどこまで立ち向かえるかというのが著雍の戦いのメインどころ。王賁率いる玉鳳隊、信の飛信隊、そして録嗚未軍の3軍が同時に主攻となり本陣を目指す戦いで、信は凱孟と王賁は紫伯と対決することになります。
凱孟と紫伯は魏火龍に名を連ねる大将軍。ですが、その2人もまた対称的なんですよね。欲の限りを尽くす凱孟に対し、空っぽの紫伯。この戦いが物語の後半にあたる部分になるでしょう。

というわけで、それぞれの苦戦を前半で描き、後半では王賁が紫伯を破るシーンが映し出されることになります。凱孟と信の戦いは決着がつかないのですが、それは今後への繋ぎとして活きてきます。凱孟は戦いに意義や夢を持ち込まず、ただただ強者による殺戮の場として捉えています。ですがそれは信の心とは違うもの。それを答えとして凱孟に突きつけ、再び戦う日がいずれくることでしょう。しかしそれは今回ではありません。信を囮としている間に羌瘣が抜け出し、本陣を強襲することで著雍の戦いは決着を迎えます。

ただ、それだけで終わりではありません。
最終的に抜け出した信たちは呉鳳明と、もうひとりの魏火龍である霊凰に遭遇し、霊凰を討ち取ることになります。その時の呉鳳明の酷さがはっきり描かれるはずですし、呉鳳明という人物の性格、考え方を伝えるシーンにもなると思います。

最後は太后が王宮である咸陽に現れ、山陽と著雍を後宮勢力が貰い受け、山陽の長官に宦官である嫪毐を据えるという話に。太后が大きく動き始め、それをもとに呂不韋が策略を形にしていく……という引きで『キングダム8』が終わります。

と、ここまで色々書いてきたのですが、実は著雍の戦いを映画ではやらないのでは?とも思えてもいるのです……。
なぜかというと、著雍の戦いって「いずれ来る魏との戦いの前哨戦」なんですよね。話の流れを考えると、ここで呂不韋と絡まない(実際には少し絡んでますが)話を入れるのは、映画の流れが途切れるようにも思えます。
予算がどうなるかはわかりませんが、前後編的に映画2作を撮影してしまう手法というのはよく使われていて、成蟜の乱と加冠の儀が2作セットで撮られる可能性もあるんじゃないかとも思えるんですよね。

そんなわけで、この後『キングダム9』についても書きますが前倒しで映画化される可能性もある、ということだけ覚えておいてください。(そもそもそこまで映画が続く可能性は低いですが……)

キングダム9

キングダム 39 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

加冠の儀に登場する勢力は大王・政の陣営と呂不韋陣営。そしてもう1つ、後宮陣営というものが存在します。太后を中心とした派閥なのですが、これが大きく動き始めるのが『キングダム9』のプロローグになるでしょう。
本当であれば著雍の戦い後、様々な箇所の兵士が太原に集められる流れ。ここを多少省略しつつ太原の動きがおかしい……からの太原一体を毐国とするという宣言。これによって始まるのが「毐国動乱」です。

呂不韋はこの動乱を利用して王族を皆殺しにした上で、国民からの理解を得つつ王座を我が物にすることを狙います。毐国、つまり太后を悪役にしつつ目標を成し遂げる……呂不韋の暗躍極まれり、と言える王座簒奪ですね。

序盤は玉璽の複製によって関門をすり抜け王へと迫る毐国軍が描かれます。
加冠の儀は王都咸陽ではなく、旧王都である雍にて行われる儀式。動乱の動きを察知していた呂不韋が儀式の中断を求めるのですが、政によって却下されます。同じく状況を把握していた大王勢力は、すでに飛信隊などの兵力を用意していると告げるのです。

キングダム 40 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

そして中盤は信の戦いが中心となる展開に。
咸陽に到達している敵軍を追いかけ、そして政の子供の救出へ向かいます。
このシーンは成蟜の乱で成蟜救出に向かった箇所と重なる場面前回は助けられなかったが、今回は間に合わせる、という意思のもと信は走ります

救出と並行する形で描かれるのは政と呂不韋の対談
お互いの考える王として、為政者としての在り方を話す場面で、政が王であり、中華の統一を本気で目指す人物だと示す重要なシーンとなるでしょう。

その後は信たち、そして呂不韋と袂を分かった昌平君によって毐国動乱が沈められ、太后と嫪毐の目指した平穏も呂不韋の目指した王座も形になることなく終わりを迎えることになるのです……。
そして、政が国内を統一して正式な秦の王となり、中華統一に踏み出します

原作の流れだと最後は戦後の処理……かとも思うのですが、暗い部分はさっと説明で終わらせるのかなとも思います。その代わりに今後を見据えた信と政の会話が長めに描かれるんじゃないでしょうか?原作にはありませんが、出会いからの振り返りやその中で得た武勲についてなど、王騎などにも触れつつ話すみたいな。
河了貂もそこに後から加わってきて終わり、というのも映画らしい展開かもしれませんね。

さいごに

前回に比べると1つ1つに時間と文字をかけ過ぎてしまいました……。どうしても熱が入りますし、仕方ない。仕方ないのです。

1作目である映画『キングダム』が2019年に公開。
次いで2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』が2022年公開。
そして3作目となる『キングダム3』は2023年公開予定です。
これを参考にすると、『キングダム4』は2025年くらい、『キングダム5』と『キングダム6』が連作で2028年、2029年とかでしょうか。更に次の『キングダム7』は2031年とかで、『キングダム8』をやるなら2033年あたり、そして国内統一が達成される『キングダム9』が2035年……?主演の信役である山崎賢人は現在28歳なのですが続投するとしたら最後は41歳になってますね……。

まぁかなり妄想に寄った内容ですし、正直に言うと最後まで映画化されることは無いと思ってます。普通に考えると次の3が最終作。もしもっとやるとしたら5、6でやると書いた合従軍編だけを抜き出して描くくらいでしょう。
ですが、一旦今は来年の映画を楽しみにしつつ、その後もあれば良いなと勝手に期待だけしておこうと思います。

他に「こういう展開もアツいのでは?」みたいな意見、あったら教えてもらえると嬉しいです。

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