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実写版映画キングダム4作目の内容予想

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こんにちは。譲治です。
先日3作目となる『キングダム 運命の炎』が公開されました。もともと1作目のオファーがあった際に、原作者である原泰久が「最初の大きな区切りである王騎の死まで一気に描く映画になるのかな?」と考えたように、キングダムの序盤の大きな山場となるのが王騎の死です。それもあって3作目でついに王騎が死ぬか……?と思っていたら、馬陽の戦いの前半までにとどまってしまいました

つまり、王騎の死は4作目に託された、ということでしょう。
そんな実写映画『キングダム』の4作目について、3作目同様の内容予想をしていこうと思います。

まぁ前作についても外しているので、ちょっと自信は無いのですが、よかったらお付き合いお願いします。

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馬陽の戦いについておさらい

キングダム 11 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

原作コミックスの11巻~16巻に渡って描かれる大戦が馬陽の戦いです。
韓への侵攻のタイミングを見計らって秦の馬央に趙軍が攻め込むことをきっかけに、秦と趙の戦いが描かれます。

この戦で呂不韋の派閥が蒙武を総大将にしようと画策しますが、昌平君が裏で王騎への打診を行っており、最終的には十万の軍を王騎が率いて趙との戦を迎えることになります。

信は王騎に修行をつけてもら……ったかというと微妙なところですが、無国籍地帯の平定を行ったのち、百人将として参戦。
羌廆や尾平など、以前もともに戦ったメンバーを仲間に、飛信隊として特別な任務の遂行、つまり少数による強襲での馮忌の撃破を目指すことに。

実写映画の第3弾である『キングダム 運命の炎』では、この馮忌の撃破、そして龐煖の登場までが描かれていましたね。

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登場している要素についての確認

キングダム 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

内容を予想していく前に、すでに登場している要素についても確認しておきましょう。というのも、パンフレットにも書いてあるように要素の取捨選択がされているから。馬陽の戦いは平地での前半戦と山間部での後半戦に分かれていますが、原作では前半戦で馮忌を討つ戦いだけでなく、蒙武による攻勢が数日に渡って行われています。ですが、映画版ではこの蒙武の活躍がまるっとなくなっているんですよね。
また、紫夏編でも紫夏の幼馴染が一人減っていたりしますし、描きたい物語のために登場人物は最小限に抑えているのが伺えます。

これをもとにすると、「すでに出ている情報はこの先何らかの形で回収される」と考えるのが正しいはず……。

というわけで、『キングダム 運命の炎』に登場するも、まだ回収されていない要素を挙げてみます(抜けがあったらごめんなさい)

  • 王騎が政へ伝えた話
  • 尾平・尾到の無事への祈り
  • 蒙武
  • 龐煖
  • 李牧
  • 楊端和の見たもの

新規の要素を中心にするとこんな感じでしょうか?

まぁ、摎と龐煖についてはセットですし、李牧と楊端和の見たものも合わせて考えるのでよいでしょう。そう考えるともっと要素は少なくなりそう。

これらをもとに、キングダム4作目がどんな展開になるか(あとなってほしいか)を考えてみようと思います。

キングダム4作目の展開予想

キングダム4の範囲だと考えている14巻~16巻の展開をざっくり書くと、以下のようになります。

  1. 羌廆や信と龐煖の初戦闘
  2. 万極軍の強襲と飛信隊の逃避行
  3. 渉孟軍との遭遇と王騎による一刀両断
  4. 蒙武軍の深追い
  5. 楊端和と政の会話、李牧の罠の発覚
  6. 本軍決戦
  7. 王騎対龐煖
  8. 摎についての話
  9. 李牧軍の到着
  10. 王騎軍最期の戦い

渉孟は映画に登場していないため、3番については触れられることはなさそう。
逆に蒙武については、キャラとして登場はしているものの目立った活躍はいまのところなく、また王騎の最期におけるやりとりを考えると深追いして蒙武軍が壊滅しそうになるところまではしっかり描くことになるんじゃないかと思っています。

というか、それ以外は必要な要素が詰まっているので削れないし、ほぼそのままやるのでは……?という気も。

上で挙げた要素も参考にしつつ考えると、キングダム4ではこんな展開になるんじゃないでしょうか。

序盤

キングダム 14 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

武神・巫舞についての説明から始まり、そのまま龐煖と羌廆が対峙する展開に。
深い巫舞によって龐煖と渡り合うも限界が来てしまい、更には万極軍も出現。そんな中、信による決死の攻撃によって一太刀浴びせるも、信が反撃でダウンしてしまう。

そこからは信を担いでの逃避行……だが、信を生かすために飛信隊は散り散りになり、さらには尾到も倒れ、故郷に残した婚約者のことを思いながらも落命する。

多くの犠牲を出しながらもなんとか再結集した飛信隊は王騎軍と合流し、趙軍の本陣を目指す。

中盤

キングダム 15 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

本陣が見える範囲までのみ趙軍の追撃を許可すると言われていたにもかかわらず、龐煖の姿を追って深追いする蒙武軍。
その苛烈さによって、趙軍を追うも、多数の罠によって次々と数が減らされていく……。

その裏では楊端和から政へ、殲滅された匈奴軍の話を行っていた。
趙の新三大天の1人である李牧によって引き起こされたその惨状から、敵を掌の上で転がすように策にはめていた王騎すらも絡め取るように策を弄する天才軍師の影が馬陽へと近づくのであった。

蒙武軍に追いつき、趙の本陣と退治する王騎も、趙の何者かによる策を察知。
周囲の索敵を行いつつ、素早く趙軍を倒し切ることで対処しようとするも、そこに龐煖が登場。
王騎と龐煖の因縁の対決の幕が切って落とされる……。

終盤

キングダム 16 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

摎はどういう人物なのか、秦の首都にて政と昌文君の会話から回想の形式で描かれます。
そしてそのまま、王騎と龐煖の戦いに繋がり、剣戟が交わされることに。

王騎の想定よりも早く到着する李牧の軍。
龐煖との切り合い、そして意図せぬ幕切れ……。

王騎の馬にまたがった信によって、王騎の敗走・撤退戦が開始されます。
なんとか道を開けようとする王騎軍、そして蒙武の健闘。

最期は蒙武から王騎への謝罪、そして王騎から信への矛の継承。
そして王騎死す……。

映画の最後には、王騎が政へ伝えた言葉を回想の形式が映されます。
政を使えるべき大王だと認めた王騎。
その言葉を噛み締めながらの終幕……。

さいごに

引用:映画『キングダム 運命の炎』公式アカウント

上にも書きましたが、原作の展開から大きく外すことなく王騎の死までが描かれるんじゃないかなと思っています。
また様々な死の中にあって、将軍として生きることの責務、背負うものの重さについても語られるでしょう。それを糧に信はより大きく、強い将として成長していくことになるのです。

以前の記事にも書いたように、理想を言うと呂不韋と政の戦いの決着まで見てみたいのですが、大きな区切りとしては王騎編までがちょうど良いのかも。
映画が続くのかどうかはわかりませんが、今後の情報展開に注目しておきたいと思います。

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