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Overwatch2:ストーリー任務「インベージョン」をプレイしてみての感想

こんにちは。譲治です。
『Overwatch2』の発表あたりからずっと楽しみにしていたストーリー任務。当初はアビリティを強化していく要素も予定されていたのですが、それがなくなり、通常のPvEイベントに近い形での実装されることに。

そんなストーリー任務がシーズン6の開始とともに遊べるようになったので、現在遊べる任務を遊んでの感想を書いていこうと思います。

パルスボムの連鎖とかのアビリティ強化とかも楽しそうだったんですけど、そこまで作れないという話なので仕方ない。今まであまり触れられてこなかったOverwatchのストーリーに触れるチャンスなので、それを楽しむモードだと捉え直して遊んできました。

『Overwatch』では語られなかったストーリー

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前作『Overwatch』をプレイしたことのある方であれば見たことがあると思いますが、発売タイミングで配信された上記のティザートレーラーは、PS版のゲーム開始時にも流れるもの。
Overwatchの一員として、ゲームに参加し、世界を窮地から救う……そんなイメージが湧く映像になっていると思います。

ただ、ゲーム本編ではこの話に言及されることはほとんどありませんでした。ゲーム外で公開された映像でも何か話が進むというわけではなく、あったとしてもメッセージを受け取ったヒーローが呼応するところだけが映されるようなものでした。

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この世界の歴史についても同様で、ゲーム内で語られるとしたらイベントのアーカイブで触れられるくらい。
一応公式チャンネルで公開された映像で、これまでのストーリーを知ることはできるのですが、それも短いものになっていました。

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つまり、Overwatchのストーリーは、ティザートレーラーから(ほとんど)進んでいなかった、というわけなんですね。

そんな状況から少し進んで、様々な「元ヒーロー」たちが合流してくる。
そこで生まれる物語を描くのが、今回追加されたストーリー任務なのです。

ようやくストーリーを追える!と歓喜する人もいると思いますが、同じかそれ以上に「Overwatchのストーリー?なにそれ?どんな話?」となっている人もいるんじゃないでしょうか。そういう人はぜひ過去の短編アニメーションなどを見てもらえると、興味が湧く……かもしれません。

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現時点のストーリー

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「元ヒーロー」たちが合流してからの物語が描かれる、と書きましたが、現時点で公開されているストーリーではその合流のところのみ見ることができるという状態。様々なメンバーが合流を果たすも、以前とは比べ物にならないほど規模が小さく、ソジョーンやトールビョーンは不安や「昔とは違う」という理由から合流を断ります。

以前のOverwatchとは異なる、新たなOverwatchとして組織が新たに立ち上がるのか……以前失ってしまった世界からの信用を取り戻すため、そして何より世界を危機から救うための戦いが始まろうとしているのです。

こんな内容なので、現時点ではストーリー任務のプロローグと言ってもいいのかも。

個人的にはトレーラーにも登場したタイタンが初めて登場したときは結構テンションあがりましたね。まぁイベント戦だったのが残念ではありますが。あのサイズの敵とは戦えないからなぁ……仕方ないか。

それと、これからのストーリーへの次回予告的に登場したテサルカ・モンデッタ、ゼニヤッタ、ラマットラの会話は結構胸熱。オムニックにも魂があり、虹彩の中では人間も機械も同じと説くシャンバリのその一旦に触れることができたのはテンション上がりますね。

また、ラマットラが調和のために外へと向かい、ゼニヤッタはまだ学ぶことがあると残るその展開も好き。テサルカ・モンデッタを師とする2人の道が分岐する瞬間が描かれていて、ここからどのようにストーリーに繋がってくるのかが気になります。

また、最後に登場したソンブラとウィドウメイカー……つまりタロンのゼニヤッタへの接触が何を示すのか、というのも次のアップデートが楽しみになる要素でした。

ゼニヤッタ好きとしては今後も期待して待ちたいと思いましたね。

PvEモード自体について

ストーリーを抜きにして、PvEのモードについても少し書いておきます。

最初にも行った通り、ゲーム内容は今までのイベントで登場していたPvEモードと概ね同じ。ただ、ストーリーがあり、敵も色々登場して、少し長め、というくらいです。ガッツリ遊べるPvEを想像すると肩透かしを食ってしまうかも。とはいえ、ミッションごとに選べるヒーローが異なる中、任務をこなしていくのは面白い体験であることは間違いありません。

ただ、まだPvEを購入していない人が多いのかマッチングにムラがあるのはちょっと残念なポイントです。ミッション内容によっては難易度が低かったとしてもBotが多いとかなり難しくなる箇所もあるので、可能であればフレンドなどと一緒にプレイすることをおすすめします。

特殊な敵が何種類かいるのも過去のPvEと同じ。ただ、以前出てきた敵と全く同じやつが登場するというわけではないので、別の遊び心地を楽しむことができました。
個人的には上の頭に取り憑いている敵と、魔女のような敵が嫌でしたね。
頭に取り憑くこいつは、プレイヤーではなく護衛対象へ直接進行するタイプの敵なので、到達される前に倒してしまう必要があります。(近づかれてしまったあとも少し猶予はありますが……)

魔女のようなこいつは『Left 4 Dead』のスモーカーのようにプレイヤーを捕まえて自分の方に引き寄せる敵です。引き寄せきられてしまうとダウンさせられてしまうので、それまでに倒すか、ノックバックなどを入れて行動をキャンセルさせる必要があります。

他の頑丈な砲台系の敵は殴れば良いだけなのでそこまで気にはならないのですがコイツらはちょっと話が別。急いで倒さないと被害が増えるので気をつけなければなりません。同時に出現するとあっという間に阿鼻叫喚ということもありますからね……。

さいごに

面白い、とは思うものの、まだ始まったばかりなのでなんとも言えない箇所もありますし、やっぱり以前話に上がっていたアビリティの強化のような要素がほしかったなぁという気持ちにもなってしまいました。
強化を繰り返すことで高難易度もクリアできるようになる……とかあると、もっと何度もプレイするんだけど……みたいな。

現状はバトルパスミッションをクリアするためや、個人的な目標をモチベーションにして遊ぶくらいしかなく、リプレイ性に乏しい状態。
もっとストーリーが増えるとまた変わるのかなぁ……そうでも無いのかなぁ……。

ストーリーの面では楽しみも多いのですが、ゲームとしてどうなっていくかはこれから次第ですね。期間イベントもストーリー任務と同じ形式で公開されているのでこれも楽しみつつ、今後に期待しておこうと思いました。