年末ということで溜まっていた掃除をしたり記事を書いたりゲームをしたりしています。その合間に休憩として映画などの映像作品を見ているときにふと思い立ちました。
そうだ本郷奏多を紹介しよう、と。
先日の幽遊白書でもそうでしたが、本郷奏多が登場する作品を見るのが好きな私。特にボコボコにされているシーンが似合うと思っていることもあり、少しハードめな作品や漫画原作実写映画を好んで視聴しています。そうするとどうしても「何が良いの……?」と怪訝な顔で聞かれることが多々あるんですよね……。
じゃあ何(どの作品)が良いか教えてやろう! というのが今回の趣旨です。
どうぞよろしく。
- 必ず見るべき『GANTZ』
- 人の痛みを思い知らされた『キングダム』
- 焼かれる姿を見るなら『鋼の錬金術師』
- コンクリート壁に叩きつけられる『シン・仮面ライダー』
- その他のサクッと目にやられる本郷奏多
- おまけ『デスカムトゥルー』
- さいごに
必ず見るべき『GANTZ』
まずはここから……というか至高の1本と言っても過言ではありません。
『GANTZ』の西くんといえば「スーツがオシャカになったっ!」のあのシーン。
それを完璧に演じているのが本作です。
嫌なキャラクターである西くんが、田中星人の猛攻を受けてパニックに陥るという展開で、余裕が全くなくなり動揺しまくっている様子が本当にすばらしい……本郷奏多の名演技と言えるでしょう。
ちなみに私はGANTZから本郷奏多にハマりました。
人の痛みを思い知らされた『キングダム』
2019年公開の『キングダム』。本郷奏多は敵である成蟜として出演しています。
下民をゴミのように扱う、わかりやすい悪い王(王弟)として登場し、主人公と対立するのですが、最後は正式な秦王となる政に馬乗りで殴られボコボコに……。人の痛みを知らぬ悪王は最終的に地面に転がり呻くことしか許されないのでした。
この作品でもやはり、直前まで傲慢な態度を取っていたところから殴られ呻くのみに落ちていくのが本郷奏多らしい演技であり展開です。ボコボコにされるシーン自体が好きなのであれば特におすすめの1作ですね。
焼かれる姿を見るなら『鋼の錬金術師』
続いて紹介するのは『鋼の錬金術師』。エンヴィーの役で本郷奏多が登場します。
エンヴィーといえば焼かれるシーン(いや、他にもありますが)ですが、実写映画でもしっかり焼かれます。1作目では逃走しようとしたところを焼かれ、フェンスまで近づくもそのまま焼かれ炭化してしまう展開。
更に、3作目である最後の錬成では、マスタングに何度も何度も焼かれるシーンが描かれます。
焼かれるというのはあまり見ることがないレアな死に方。
殴られたりするのとはまた違うやられ演出なので、これも必見かと思いますね。
コンクリート壁に叩きつけられる『シン・仮面ライダー』
知らずに視聴して驚いたのが『シン・仮面ライダー』です。
本郷奏多は中盤から終盤あたりに登場するカマキリ・カメレオンオーグ役。まぁ正直に言うと噛ませですね。他とは異なる3種類の混合! ということでイキっていますが、仮面ライダー2号の活躍を印象づけるための敵キャラという感じ。
物語的な意味もありますが、それよりも直接の戦闘でやりたいことがどんどんくじかれていく様が良いですよね。そして最後のライダーキックで吹き飛ばされ、ドミノのように立てられたコンクリートの壁を倒していき、一番端の壁に叩きつけられて敗北。
蜘蛛オーグを先輩として慕っているというのも三下みがあってとても良いポイントでした。
その他のサクッと目にやられる本郷奏多
上の作品ほどではありませんが、他にも印象的な本郷奏多が登場する作品があります。例えば『進撃の巨人』。こちらではアルミン役……ということでパクリと食べられてしまうシーンが登場します。
『ダイナー』ではキッド役で登場。異常者の演技も慣れたものという感じでサイコパスなキャラを演じます。
最後は猛犬の菊千代に頭を噛まれるようなシーンで退場していきます。やられ役としては弱いものの、他作品よりもより狂った演技が印象に残る作品でしたね。
『嘘喰い』にも本郷奏多が登場しています。目蒲鬼郎という倶楽部賭郎の立会人という役です。
原作とは異なり、佐田国とともに首を吊るのではなく、妃古壱との戦闘に破れ、そのまま首をへし折られることに……。
『嘘喰い』は全体的にアクションシーンがいまいちということもあり、ちょっと物足りないんですよね。もっとアクションに力が入っていたら、瞬殺されるにしてももっと楽しめたような気がします。
おまけ『デスカムトゥルー』
本郷奏多を操作し、ひたすら死にながら進めていくアドベンチャーゲーム、『デスカムトゥルー』です。
死ぬことでループするというゲームの仕組み上、本郷奏多がひたすら死に続けることに。銃で殺されたり、撲殺されたりと死に方にも様々なバリエーションがあるのが特徴です。
惜しむらくはそのシーンの描き方が少しぼかし気味である、ということ。
もっとしっかり描いてくれていたら個人的な満足感は高かったように思います。とはいえ、他ではなかなか体験できない、自分の判断で本郷奏多が死ぬというのを楽しむことができる(本来の目的は真相を明かし、ループから解放されること)珍しいゲームなので、興味のある人は是非遊んでみてもらいたいですね。
さいごに
ボコボコにされる作品ばかりピックアップしましたが、本郷奏多は明るい作品にも出ていますし、2024年はまた大河ドラマに出演することも決まっています。また先日書いたように『幽遊白書』にも出演し、飛影として活躍もしていました。
すべてがすべてボコボコにされるような悪役ややられ役というわけではありません。ありませんが、やっぱり似合うんですよね、そういう役が。それもあって2024年もまた、(お芝居の中で)悲劇に見舞われてほしい。そう願ってやみません。
この記事を通して、本郷奏多がボコボコにされる映画の何が良いかが少しでも伝わったなら幸いです!