こんにちは。譲治です。
ゲームログでも触れていた『デジボク地球防衛軍2』をクリア。
他の難易度でもクリアし、達成率が90%を超えるところまで到達しました。
他のシリーズと違って武器を無限に強化していくような収集はなく、比較的心穏やかにやり込むことができるゲームという印象です。
今回はそんな『デジボク地球防衛軍2』の感想を書いていこうと思います。
地球防衛初心者におすすめできる作品というのは前作から変わりませんのでご心配なく。
- デジボク地球防衛軍2ってどんなゲーム?
- 前作から引き継がれ、改良されたゲームシステム
- 地球防衛軍にとどまらない!たっぷりはいったおふざけ要素
- ストーリーについては少し気になるところも……
- さいごに
- 地球防衛軍関連の記事はこちら
デジボク地球防衛軍2ってどんなゲーム?
5月の紹介記事にも書きましたが、『デジボク地球防衛軍』は地球防衛軍シリーズのスピンオフ作品です。
過去作に登場した隊員や敵が集合するオールスター。
そして、世界各地から登場するブラザー・シスター隊員も加わった、コメディタッチの地球防衛軍。
敵も味方もボクセルで描かれるので、地球防衛軍シリーズにある虫のリアル感が軽減されるなど、入門編として触れやすい雰囲気担っているんじゃないでしょうか。
前作である『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』では、秋葉原を守るためにネコメイドが立ち上がったり、味噌汁の具を集めるために世界を探訪したりとなかなかにゆるいお話。もちろん終盤に進むに従って熱いお話になるっちゃなるんですが、やっぱりゆるさ・マイルドさがしっかりある作りでした。
今作『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2』もゆるい世界を引き継いだ作品になっています。
敵の巣を抹茶ケーキと呼んだり、インセクトアルマゲドンに登場したデストロイ・マンティスを覚えられないからバッサバッサと呼んだり。
主要人物として登場するネオンちゃんはどことなくダロガと似てる……。
いや、ダロガは強いから良いだろーが。
そんなゆるい芸風を引き継いで作られた本作ですが、ミッション数は104と前作と比べて大幅増。
個人的には60~80くらいが丁度いい勢ということもあって少し多いなぁというのが正直な感想ではありますが、本編は兵種分もあるのでこの4倍になりますもんね。そう考えると少ないか(訓練された地球防衛隊員の考え方)。
クリアまでのプレイ時間は難易度にもよりますが、だいたい20時間くらいでしょうか。
ハード・ハーデスト・インフェルノでクリアすることを考えると、プレイ時間は60時間程度になると思いますね。
前作から引き継がれ、改良されたゲームシステム
最大4人までセットしてミッション中に切り替えて戦うスタイルは前作から引き継ぎ。
弾薬が切れるとリロード時間が発生するのですが、その間に他のブラザー・シスターに切り替えることでリロード時間の無駄を無くして戦闘を継続することが出来ます。
また、ウイングダイバーのような飛行能力を持ったキャラクターやダッシュ速度の速いキャラクター、単発威力の高いキャラクターに範囲攻撃のできるキャラクターというように、複数のキャラクターを用意することができるので、初見のミッションであっても対応がしやすいのも良いところ。
ガンガン切り替えて戦うのが大切ですね。
今回変更されているのはスキルの部分。
1キャラクターにつき、移動関連のスキル1つと通常スキル1つ、そして必殺技であるスペシャルが1つの計3種のスキルが搭載されています。
スキルによる特徴付けがしっかりされたことで、自分にあったキャラクターを探す楽しみが増えたように感じましたね。
繰り返し使用することによる武器強化、アーマー強化によってキャラクターを強くしていけるというのも良いポイント。
アーマーを集める手間がないのは前作から引き続きですが、プレイするだけで武器も強化されていくので、簡易的ではありますが成長させる面白さも感じられる作りになっていると思いました。
地球防衛軍にとどまらない!たっぷりはいったおふざけ要素
上で書いた抹茶ケーキやバッサバッサの話だけでなく、いたるところにあれこれネタが仕込まれているのが面白いところ。
初っ端登場するコロニストへの発言は、本編シリーズで評される通りの言葉なのですが……
オペ子がしっかりとツッコミを入れてくれる! 最高!
いや、どう見たってカエルじゃん! と以前からユーザーが思っていたところを指摘するのはいい仕事ですね。
他にもBGMを元にしたお披露目ミッションのやり取りもありますし、スキュラの名前を戦術士官が思い出せない一幕もあったりして、地球防衛軍の過去作を元にしたネタがたくさん詰まっているのは今作も変わらずでした。
またそれだけでなく、他のネタもたくさん盛り込まれていて……
なんちゃらキックをしようとしたり、
急に横だけに移動できる機体を使ってダロガを倒すゲームが始まったり、と好き勝手やっている箇所もたくさん。
ブラザーたちの説明を読むだけでも様々なネタが詰まっていて、驚くと思います。
ストーリーについては少し気になるところも……
ちょっとネタバレになりますが、ガイアーク関連ではちょっと良くわからない箇所もあったりします。
というのも、最初は人類 vs 侵略者という形式で、そこに免疫としてのガイアークが暴走し、人類のことを攻撃しちゃう、という話だったはずですが、じゃあマザーシップを撃退するとガイアークのパーツが消えていくのってなんでなんですかね?
終盤の人類 vs 地球になってからであれば繋げられそうですが、序盤については良くわからず……最終的に「人類が地球にとって害悪に変わってしまったので、ガイアークによって攻撃されてしまう(地球に人類が攻撃される)」という話をやりたかったのはわかるんですが、そうすると前半ってどういう構造なの? みたいな。
このゲームでお話についてあれこれ言うのはある意味無粋なのかもしれませんが、演出としてしっかり入ってくるもんだから気になってしまって、一緒にプレイしていた友人とも「これどういうことなんだろうねぇ」と言い合っていました。
これに限らず、細かなネタは多いものの、前作の味噌汁のような展開がそこまで多くないのがちょっと物足りなさにつながっていたようにも感じています。
ススムとネオンちゃんのやり取りで駆動していく構造なのですが、保守的なススムと突っ走りがちなネオンちゃんの相互理解という話に持っていく都合上、だいたい喧嘩みたいになっていることが多いんですよね……。
あ、まぁじゃれ合い的な見方で楽しむので良いとは思いますが、このあたりも少し気になった箇所でした。
色々と書きましたが、全体通して小気味よく展開していくお話で、プレイしていて大きなストレスになるようなことはなく、むしろ笑いながらプレイできたので全体的に見ると高評価です。
小ネタが多いので楽しい反面ストーリーの駆動力は低い、という感じですかね。
さいごに
個人的に少し気になる箇所もあるものの、普通に楽しくプレイできるゲームだと感じています。
その証拠が、最初に書いた達成率90%超え。進みはゆっくりですがこのまま遊んで100%を目指したいと思っています。
前作同様初心者にも遊びやすいゲームになっていますし、ミッション数がそれなりにあるので長く遊びたい人にもおすすめできる作品じゃないかと思います。(本編シリーズの物量を求めると足りませんが)
難易度も抑えられていますし、ゆるいゲームプレイを求める人が手に取るとちょうどよく遊べそうな気がしますね。
前作をプレイしていなくても遊べる作品になっているので、気になった人はぜひプレイしてみてください。
PS5/PS4/Switch(PS5とPS4はマルチプレイ可能、SwitchはSwitch同士のみ)で遊ぶことが出来ますよ。