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ゲームレビュー:EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN 新しい世界観で描かれるもうひとつの地球防衛軍

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こんにちは。譲治です。
地球防衛軍シリーズが好きで結構遊ぶのですが、番外編である『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』は遊んだことがなかったんですよね。
ちょうど安くなっていることもあり、この機会に購入して一気にクリアまで進めたので感想を書いていきたいと思います。

EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAINってどんなゲーム?


『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』 2ndトレーラー

巨大な虫や怪獣によって人類の生存圏が脅かされる世界で、地球を守るために戦う地球防衛軍の一員となって戦うゲームが『地球防衛軍』です。


PS2 SLPM-62344 SIMPLE2000シリーズ Vol 31 THE 地球防衛軍 1 最後の審判 EASY

もともとはシンプル2000シリーズという廉価ゲームソフトシリーズから始まったゲームなのですが、『地球防衛軍3』からはシンプルシリーズからの脱却を果たし、今でも続くシリーズ作品として残っています。


地球防衛軍3 PORTABLE 1stプロモーションムービー

ナンバリングではありますが、『地球防衛軍3』は実質1作目のリメイクなので、1から遊ぶ必要はありませんし、『地球防衛軍5』ではまた世界設定が変わったため繋がりは定期的に切られているのが実状です。
まぁそもそもストーリーはいつも地球に敵が攻めてきた!地球防衛軍が立ち上がるぞ!なので気にする必要もないと思いますけどね。

さて、今回の『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』ですが、開発元がシリーズを作り続けてきたサンドロットではなく、ユークスという会社に変わっています。
別の番外編も同じ用に別会社が開発していたりするので、今回も番外編として別会社開発になったのだと思います。
ユークスはエキサイティングプロレスなどを作っていた会社で、あまり知っている人は多くないかもしれません。
開発は別会社ではありますが、シリーズ恒例のB級映画感は健在ですし、いつものノリはしっかり継承しているのでシリーズファンも楽しめると思います。

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こういう絶対安心できないだろ、みたいな話とかもしっかりあります。

操作方法が今までのシリーズとは少し変わっていて今風になっていますが、操作感は同じという不思議な出来なので、それ含めてシリーズファンはいつもの同じノリで楽しめて、新規層も楽しめるようになっているのかなと思います。

『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』で話したいのは後はミッション数です。
最近の作品はどんどんとミッション数が増えていますし、ミッション自体も長く冗長になりがちでした。
ですが、本作は52ミッションと他よりも少なくなり、ボリューム感がまた程よくなったのかなと感じています。
多ければ良いってもんじゃないんですよね。
複数回遊ぶっこと前提のゲームデザインならなおさらです。
私としては今回くらいのミッション数がちょうど良いのかなと思っています。

そんな本作のゲームプレイ時間ですが、マルチプレイメインで1難易度クリアするまでが10時間程度だったかなと思います。
より上の難易度をやるともっと時間がかかると思いますし、一番上の難易度までクリア目指すのであれば50時間近くなるのかなと感じましたね。

 

カスタマイズ要素

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本作ではプレイヤーキャラクターの見た目をカスタマイズすることが出来ます。
カスタマイズできるのは頭、上半身、下半身、アクセサリーの4パーツ。
もちろん性別や体型、顔なども別で設定することが出来るので、これらを変更することで自分好みのキャラクターで遊ぶことができるようになります。

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今作の武器はミッションクリアで手に入るわけではなく、ミッション終了時に購入できる仕様になっています。
そのため、以前のシリーズのような「武器を掘る」感覚は薄れているように感じました。
ハクスラ的な面白さが今まではあったのですが、体力上昇も含めてお金に集約されたのでお金集めゲームになったように感じますね。
面白くないわけではないのですが、ちょっとワクワクできる要素が減ったとは思います。

 

ラスボスについて

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今回はフレンドとマルチプレイメインで遊んだのですが、そこまで敵が強いと感じることも無く、かなりサクサク進めることが出来たように思います。
途中で出てくるレーザー兵器の効きが悪いシルバーアントや、色違いのボムビードルのようなグレードアップ版の昆虫系の敵は数も多く、体力も高いので厄介ではありましたが、最後までは特にミッション失敗することもなく進めることが出来ましたね。

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ただし、お前だけは許さん。
最後のミッションに出てくるラスボスはやることは単調なのに体力だけはバカみたいに高く、やっていてしんどいだけというやる気を削ぐ敵でした。
このミッション中の死因はこいつじゃなくて他の雑魚にやられることでしたからね。

別の項目で書いたようにミッション数はちょうど良いくらいなのですが、最後のボスがつらすぎてゲームクリア時の感想としては「もうやりたくない」となってました。

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武器が弱かったのもあるとは思いますが、1時間近く敵をスナイプし続けるだけでしたし。

強いボスを作るのって難しいとは思うのですが、ゲームの最後、感想を決める部分でもあると思うのでもう少し遊ぶ側の気持ちを考えてほしかったです。
最初の方で敵対していた別組織とも和解して一緒に戦う展開も良いのですが、簡単にやられてしまって熱い展開とは言えないような状態でしたし。
まぁ地球防衛軍らしいといえば地球防衛軍らしいんですけど。

でも出来ればマザーシップ的な立ち位置のハイブクラフトと戦って落とすところまではやりたかったですね。

 

さいごに

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全体的に触りやすくなったEDFという感じですが、ちょっとずつ面白さがオミットされているようにも感じてしまいました。
個人的にはやはりハクスラ的にミッションに行っては武器を掘りを繰り返してほしかった武器を手に入れた瞬間の気持ちよさ、そしてそれを使うことで敵を一気に倒す快感が欲しかったのですが、それが無くなってしまったんですよね。
また、ラスボスもしんどいばかりで面白さは少なかったですし。

今までのシリーズで感じていた不満点のミッション数が多過ぎることや長過ぎるという部分については本作の方では解消されているので、これくらいで良いと思うんですけど。
この良いところを上手いこと合わせた版をつくってくれると良いなぁと思ってます。
新作そろそろ発表ないかなぁ。