ごはんと同じくらい大事なもの

ごはんを食べるのと同じくらい生きるために大事なものたち。

ゲームレビュー:魂斗羅 ローグコープス みんなで遊ぶと面白いのにマッチングに悩まされるハックアンドスラッシュ

f:id:jo_ji:20191013234456j:plain

こんにちは。譲治です。
9月はたくさんのゲームが発売され、どのゲームを買うか悩みが尽きない月でしたね。
私は忙しく、遊べない予感もあったので数を絞っていたのですが、その中に1つ異質なゲームがあったんですよね。
それが今回紹介する魂斗羅ローグコープスです。

まだクリアまで到達していていないのですが、途中段階での感想という形でレビューを書いてみたいと思います。

魂斗羅ローグコープスってどんなゲーム?


[FC] 魂斗羅 (Contra) ノーミスクリア

魂斗羅といえば、今やレトロゲームに分類されるタイプのゲームで、アーケードを始めファミコンなどへの移植、携帯用のゲームや最新機のアーケードアーカイブスにも配信されています。
シリーズ作品として『スーパー魂斗羅』『魂斗羅スピリッツ』『ネオコントラ』など様々なタイトルが連なっており、日本以外、とくに中国ではスマートフォン向けのゲームとしても配信されていますね。


魂斗羅 ローグ コープス (CONTRA ROGUE CORPS) ローンチトレーラー

さて今作『魂斗羅ローグコープス』はどんなゲームなのかというと、上で説明したような魂斗羅シリーズの最新作です。
シリーズとはいえ、今までの魂斗羅を遊んでいないとわからないような複雑なストーリーはありません。
基本的には敵を倒すか撃つか潰すかくらいしか無いので、気にせず敵を倒して行けば大丈夫です。

今作のジャンルはツインスティックシューターと言って、左スティックで移動操作をしながら、右スティックでプレイヤーを旋回させて照準を合わせるような形式です。
『ALIENATION』や『HELLDIVERS』が近いゲームと言えるんじゃないでしょうか。


『ALIENATION』 ロンチトレーラー


『HELLDIVERS(ヘルダイバー) スーパーアースアルティメットエディション』 「君も入隊しないか?」篇

またハックアンドスラッシュになっていて、何度もミッションを繰り返すことで武器や装備を入手して自分をどんどん強くしていくのが目標になっています。
装備できるのはメインとサブ2種類の武器と、その武器を強化するためのMADと呼ばれるパーツ、そしてキャラクターを強化するための内臓パーツ。
これらを強化していくことで今までクリアできなかったようなミッションもクリアできるようになったりします。

今の所15時間程度プレイしている状態で、まだミッションランク4の途中です。
ミッションランクは7まであるらしいので、だいたい半分くらいでしょうか。
ストーリー以外にも探索ミッションという稼ぎ用のミッションもあったりするので、そちらをもっと遊ぶと時間は伸びそうに思います。
私はPS4版で遊んでいるのですが、SwitchやSteamでも発売されているので好きなハードを選ぶと良いんじゃないでしょうか。

 

ハックアンドスラッシュについて

ハクスラといえば、ガンガンアイテムを稼いでいいアイテムを厳選していくタイプとドロップ自体が厳選を兼ねているタイプがあると思うのですが、魂斗羅ローグコープスは武器とそれ以外とでタイプが違うんですよね。

MADや内臓は大量にアイテムを稼いで、その中から良いものを厳選していく必要があります。
いろんなミッションでたくさん入手することができるので、こちらは比較的簡単です。

武器はコアと呼ばれるアイテムを手に入れて、それを使って開発しないと行けないのですが、まずコアが全然入手できないんですよね。
更に手に入れたとしてもそれが強いものかどうかはわからないという……。
これが面白い部分でもあり、しんどい部分でもあります。

武器の種類はかなりの数があるみたいなのですが、そもそもそれらに出会えないんですよね。
ドロップ率が渋すぎて全然手に入らないのと、手に入れたとしても使えるものかどうかはまた別の話という2点の辛さが重なっていて、かなり運の要素に左右されます。
いい武器を手に入れることができれば面白いのですが、何も手に入らないとその面白さを体験できないので、ユーザー体験にものすごく大きな差を生んでいるんじゃないかと思います。
もちろんアイテムを入手するために武器堀りをしたり厳選することで体験の差が生まれるのは当然といえば当然なのですが、ちょっと差が大きすぎるんじゃないかと思うんですよ。
正直今のバランスだとしんどいという方が強くなってしまうように感じますね。
自分の好みに合わなかったというだけでもありますが、ハクスラとしての部分が気分を盛り上げてくれるような要素としては弱いのが気になってしまいました。
調整の問題ではあるのですが、少し残念でしたね。

 

難易度について

f:id:jo_ji:20191013234518j:plain

こちらについてはもっとシンプルですね。
序盤からものすごい難易度が高いんですよ。

このゲームでは強くなるためには『武器を鍛える』か『操作テクニック』のどちらかが必要になる……のではなく、どちらもある程度以上必要になっていて、武器は上で書いたように運に左右され、操作テクニックはその人のゲーム経験に影響を受けます。
1人で遊ぶと特定の敵を倒すために、いい武器を探したり、上手くなったりする必要があるんですが、それには時間がかかりますよね。
難易度が高いのは良いのですが、アイテムのドロップ量との部分が上手くつながっておらず、その結果高い難易度に対処する方法が見つからない……となりがちです。
上の画像はとあるボスなのですが、これを倒すためにそれまで使っていた武器では倒せず、必死に武器を探して回ったりしましたし。

もちろん、これは私の意見ですし、それは私と同じような武器しか手に入れることができなかった人の意見でしかありません。
ただ、色々な動画を見ていても同じような話をしていたり、武器掘りをしなきゃいけなかったりする人が散見されたんですよね。
動画を上げているひとはまだいいのですが、普通に1人で遊んでいる人はその難易度に負けてしまうことが多いんじゃないでしょうか?

 

マルチプレイについて

上で書いたような辛い部分を解消するためにあるのが、マルチプレイです。
最大4人でミッションを進めることができるので、難易度が高く1人ではクリアできなかったようなミッションでもクリアできるようになります。
そもそも1人でやっていたものが4人になることでド派手になるんですよね。

ただ、このマルチプレイにも問題がありまして……。
そもそもマッチングしないんですよ……。

まずルーム検索をしてもルームは見つかりませんし、ルームを作っても他の人が入ってくることはありません。
ルームへの参加待機が2分くらいしかないので、世界の同じミッションに参加しようとしている人とその2分をあわせないといけないんですよ。
クイックマッチングなども無いので奇跡を待つしかないんですよね……。

数は少ないのですが、他の人と一緒に野良でマッチングできたことがあるのですが、そのときは上に書いたように派手に立ち回りつつ、1人では難しかったミッションを簡単にクリアすることができました。
マルチであれば、何度もプレイすることで武器を集めること簡単にできますし、難易度もそこまで気にならなくなります。

そもそも複数人でゲームをやったらどんなゲームでも面白くなるんですよ。
このゲームはもともと複数人で遊ぶことが前提となっているので、更に面白くなるに決まってるじゃないですか。
それなのにシステム側がそうなっていないという……。
どのミッションでもいいのでクイックマッチで参加したり、途中参加ができたりするとだいぶ変わるように思うんですけどね……。

 

さいごに

個人的には武器を2つ持ってミッションに向かうという流れが地球防衛軍っぽいなって思えるので結構好きですし、マルチプレイができればかなり面白いんですよね。

f:id:jo_ji:20191013234522j:plain

敵のデザインも独特なので、これを見るだけでも楽しめる部分は多いように思いますし。

マッチングがなんとかなれば一気に楽しめるようになると思うんですよね。
続けていると武器だとか探索だとかの面白さに気付けるはずなので、できるだけユーザーを増やすような形でアップデートされるといいなと思います。

マッチングさえなんとかなれば面白い。
それが現段階の感想ですかね……。

PS4版 CONTRA ROGUE CORPS (魂斗羅 ローグ コープス)

PS4版 CONTRA ROGUE CORPS (魂斗羅 ローグ コープス)

  • コナミデジタルエンタテインメント
Amazon
Switch版 CONTRA ROGUE CORPS (魂斗羅 ローグ コープス)

Switch版 CONTRA ROGUE CORPS (魂斗羅 ローグ コープス)

  • コナミデジタルエンタテインメント
Amazon