ごはんと同じくらい大事なもの

ごはんを食べるのと同じくらい生きるために大事なものたち。

キャンプでどんなご飯を作ろうか?そんなことを考えさせる漫画3選

f:id:jo_ji:20210807225459p:plain

こんにちは。譲治です。
最近キャンプのことばかり考えているのですが、キャンプの醍醐味2大巨頭といえば焚き火とキャンプ飯。(異論は適宜お願いします)

というわけで最近改めて読んで、キャンプ飯への想いを強めてくれた漫画が3つあったのでそれらを紹介したいと思います。

ふたりソロキャンプ

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス)

ソロキャンプを愛するキャンパー樹乃倉厳とソロキャンプ初心者の草野雫が一緒にソロキャンプをする漫画ですね。
雫のほうが最初は脅しつつ、厳をキャンプに同伴させたことから物語が動き出します。
厳がキャンプのいろはを教えつつ口は出しすぎない、そんな距離感でそれぞれソロキャンプをするような漫画なのですが、お礼も兼ねて雫が料理をするシーンが多く描かれているのも特徴ですよね。

f:id:jo_ji:20210807230019p:plain

調理師を目指していることもあって、少し手がかかるような料理が多いものの、キャンプという特殊な環境に持っていくための下準備や簡易化の工夫も説明してくれていることもあって、実際に試したくなるものばかりです。

キャンプ飯以外でもキャンプギアについてや焚き火の燃焼反応の流れ、なぜ直火での焚き火が禁止されるのかなど、初心者が読むことで学べることが多いのもポイントが高い。
厳と雫のスタイルが徒歩キャンプという道具の持ち込み量への制限が大きい形式ということもあり、パッキングについての説明もありますし、アウトドア漫画としてかなり高評価なんじゃないでしょうか?

メイン以外の登場人物が車でのもう少しまったり目のキャンプやロッジでのキャンプをするようなシーンもあり、ガチガチのソロキャンプだけではない広がりも見せつつある本作。
キャンプが気になる人は「ゆるキャン」か「ふたりソロキャンプ」、または両方を読んでおけばモチベーションや基礎知識の準備ができるんじゃないかと思いますね。

 

焼いてるふたり

焼いてるふたり(1) (モーニングコミックス)

続いてはご飯に特化した漫画「焼いてるふたり」。
マッチングアプリで出会った福山健太と千尋は何度か食事に行くも、健太の突然の転勤によって別れることに……なるかと思いきや、結婚することに。
交際期間ほぼゼロのまま夫婦となった2人が、庭でBBQやら何やらをしつつだんだんと2人らしい夫婦になっていく、そんなお話です。

f:id:jo_ji:20210807231659p:plain

健太のほうがBBQ好きというか、BBQ狂いというか……。
肉を仕込んでいるときが至福の時間だったり、まだ同居できていない時には肉を持って千尋に会いに行くような変人なんですよね。
だからこその知識でBBQに特化した料理が色々と登場するわけですが、そこまでガチ・ハードなものではなく、ライトめなものが多いのも特徴ですね。
まさに「かんたんでおいしいのがBBQ」といったところでしょうか。

使っている道具もわかりやすく、ギアを気にする人としてもありがたいところ。
よく登場するグリルはコールマンのクールスパイダープロですしね。

そんなわけで、わかりやすいBBQやそれと合わせた簡単な料理へ想いを馳せるのであれば「焼いてるふたり」がおすすめの1冊となるでしょう。

 

山と食欲と私

山と食欲と私 1巻: バンチコミックス

最後は少し路線を変えて登山系です。
といってもかなり有名なので知っている人もいると思うのですが……。

「山と食欲と私」は登山をしつつ、ご飯を食べる……というか登山メインの漫画です。
主人公の日々野鮎美は単独での登山が趣味な会社員。
一人で登山をしつつ、普段考えないようなことに思考を巡らせたり、周囲の人たちを観察したり、そしてまた自分の内面へ考えを移したり……。
そして山頂では自分で用意したものや山小屋での料理を楽しみ、そしてまた次の山へと向かっていきます。

会社の同僚との登山や母親との登山といった単独ではない登山もありますが、基本的には一人で登り、またそのための計画・準備をするシーンが多いのが印象的ですね。

f:id:jo_ji:20210807233811p:plain

食事は手のこんだものもありますが、簡易な行動食であることも多いですね。

f:id:jo_ji:20210807234026p:plain

ぽんかす丼のように天かすと味ぽんをご飯にかけた簡単だけど絶対美味しい料理も登場します。
登山中のご飯なので、メスティンや1つのクッカーで完結させるような料理が多いのも特徴でしょう。
簡単に作れて、美味しい。
それが「山と食欲と私」の素晴らしいところです。(状況のせいでやっつけ料理になった不思議飯もありますが……)

最初に書いたとおりキャンプというよりは登山な漫画なので私は山に行きたくなりましたが、簡単な料理というのはキャンプでも重宝しますよね。
そんな料理への想像をかき立てるのが「山と食欲と私」なんじゃないかなと思っています。

 

さいごに

今回は「ふたりソロキャンプ」「焼いてるふたり」「山と食欲と私」を紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
ご飯についてフォーカスしてみたので、別の視点からだとまた別の候補が出てくるかもしれませんね。

個人的には「ふたりソロキャンプ」はしっかり目キャンプ飯。
「焼いてるふたり」は簡単に楽しめるBBQで、「山と食欲と私」はさっと作れるシンプルごはん。
というようにそれぞれ特徴が出ていたのではないかと思います。
人それぞれスタイルは異なりますし、好みにあった1冊が見つかると嬉しいですね。

最近はキャンプブームということもあり、色々な漫画も登場してくるんじゃないかと思っています。
他にもこんな本が面白いよ!というのがあったらコメントなどで教えてもらえるとありがたいです。