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ゲームレビュー:ウマ娘プリティーダービー 寝食を忘れてしまう程の熱狂と興奮が詰まった育成ゲーム

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こんにちは。譲治です。
競馬に縁の無い人生を送ってきた私ですが、ついに馬に触れる機会が舞い降りてきました。
そう、巷で話題沸騰中の『ウマ娘プリティーダービー』です。

今回はやめ時のわからないこのゲームによって、日常を侵食されつつある私の感想となります。

ウマ娘プリティーダービーってどんなゲーム?


ゲーム【ウマ娘 プリティーダービー】OP映像

レースに勝利し、その栄冠を手にすることを夢見るウマ娘たちを育てて、最強&最かわなウマ娘にしていく。
それがウマ娘プリティーダービーです。

アニメもあり、Season2が放映されています。


TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』ノンテロップOP映像

発表は2016年のサイゲームスのイベント。
もともとは2018年にリリース予定だったのですが、伸びに伸びてその間にアニメのSeason1が終わり、Season2と合わせる形でのリリースとなりました。


ウマ娘 プリティーダービー 第1弾トレーラームービー

当時発表されたトレーラーを今改めて見てみるとクオリティの差に驚くと思います。
もちろん当時としてはかなりハイクオリティを目指して作られていたのだと思いますが、演出面での強化が圧倒的ですよね。
もとの状態でリリースされていたら今ほどの熱狂はなかったのではないでしょうか?

ゲームとしては、競馬をベースとしたパワプロのサクセスモードで、シャニマスなどもありますが、スマホのゲームとしてはかなり新しい形式。
初めて触れた人だと、今までのスマホゲームの文法に合わないものも多いので戸惑うかもしれません。
でも大丈夫。やればわかるから。その面白さが。

基本的なサイクルはトレーニングとレースで、目標となるレースまでの期間トレーニングをしてステータス強化を目指すというもの。

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トレーニングには様々なものがあり、スピードやスタミナなどの各パラメータを鍛えることができます。
ウマ娘ごとに得意不得意というか、脚質にあった成長方法があるので、それを探して試しながら育てて行くのが醍醐味ですね。

そして、鍛えたあとはその結果を確認するためのレースが待っています。
レースが始まるまえに「作戦」を変更することができるのですが、トレーナーとしての自分が関与できるのはそこまで。
あとは実際に走って、うまい位置取りができるか、スピードに乗れるか、スキルが発動してくれるか祈りながら結果を待つことしかできません。
後で書きますが、これがね、本当に良いんですよ。
レースのワクワク感がたまらないのが、ゲームを繰り返し遊んでしまう要因になっていると思いますね。

目標となるレースを終えると、次の目標が提示されるので、またトレーニングを再開。
そしてまたレースで目標を達成すると次の目標へ……。
これを繰り返していって最終目標を達成すると育成成功となります。
育成失敗してしまってもその努力は無駄にはならず、同じく殿堂入りウマ娘として次のウマ娘へ想いを託す継承やレースのために使用することができるようになります。
最初は失敗ばかりかもしれませんが、これを繰り返していくことで1番に輝くウマ娘を育て上げていくのがこのゲームの面白さでしょう。

 

いいところ

勝たせたくなる感情移入

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ウマ娘ごとにしっかりとしたストーリーがあり、それによって勝たせたいという気持ちがものすごい勢いで駆け上がってくる……。
自分のトレーニングが至らずに実力を出し切ることができなかったときは、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
逆に、勝てないかもしれないと臨んだレースで実力以上の結果を出してくれたときは思わずガッツポーズをとってしまうことも。

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一度目の育成では上手く育てることができなかったときは、次の育成ではより良い結果を出させてあげたい一心でトレーニングだけでなく、継承やサポート構成を考えますよね。
自分とウマ娘の二人三脚の行く末を素晴らしいものにするために、自分自身が上手くなっていくのを実感する、そんな素晴らしい展開になっていると感じます。
なんというか、自分自身の体験になっているので、感情移入しやすいんでしょうね。

ただ、何度も何度も繰り返していると、気持ちが薄まっていくのも感じてしまいます。
失敗を乗り越えて、グッドエンドを見た後なんかはある種の燃え尽きにも近く、同じウマ娘を育てる気持ちは減ってしまいます。
そういうときには別のウマ娘を育てることで心機一転頑張ろうとなるので、上手くできたゲームだなぁと思いますよね。

レースが熱い

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とにかくレースが熱い。
レースの魅せ方が上手く、つい前のめりになって応援してしまいます。

終盤手前までは位置取りなのでそこまで(それでも実況などで盛り上がるし、順位変動はハラハラします)ですが、ラストスパートに入ってからが本当に良くて。
順位の表示が消え、ウマ娘たちも本気の表情に変わり、全力を出し尽くすわけですよ。
さらにそこにスキルの存在が絡んでいて、スキルが発動するかどうかで勝っていても追い抜かされることがありますし、逆に追い抜くこともあるので、もう最後は「スキル来い!スキル来い!」と見ている側がかなり熱くなるという仕組み。
これからまくっていくような展開でスキルが出て一気に追い抜いて差を広げたり、更にそこからの残り200でじわじわ追いつかれたり……目を離せない展開の目白押し。
カメラワークも秀逸で、途中経過含めて角度のせいで何番目になっているのかが少しわかりにくいんですよね。
だからこそ実況で自分のウマ娘の名前が呼ばれるように祈ってしまう……。

競馬の醍醐味のラストスパートが、ムラのあるスキル発動やあえて情報を遮断することでうまく再現されているんじゃないかと思います。
まぁ競馬を本気で見たこと無いんですけども。多分同じ質の盛り上がりがあると思っています。

わるいところ

1ゲームが長い

兎にも角にも1ゲームが長いです。
育成終了までやろうとすると2、3時間は普通に使います。
かなり育成回数が増えていくとイベントスキップなども駆使して早く進めるようになるのかもしれませんが、スマホゲームとは思えないほどガッツリ時間を持っていかれます。

これが普段のゲームプレイスタイルと合わずに、力尽きる人もいると思います。
私は好きですけどね!

やめ時が見つからない

スマホゲームってこまめに切るタイミングがあると思うんですよ。
スタミナが切れたとか、毎日のノルマが終わったとか。
でも『ウマ娘プリティーダービー』は1ゲームが長いこともあって、やめ時が見つからないんですよね。
なので、自制心がある人か、無限に時間を使える人じゃないと生活リズムが崩れる危険性があります。
用法用量を守って正しくお楽しみください。

 

1週間やってみて

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他の人から遅れて今週始めたのですが、最初の1週間を遊んでみて、進行状況などはこんな感じになりました。
正直まだまだで、レジェンドレースもエルコンドルパサーは勝てないままでしたし、伸びしろがいっぱいです。

グッドエンドに達成できたのはダイワスカーレットだけですし、もっとうまぴょい見たい……。
因子周りはまだまだということもあってステータスが伸び切らないことだらけですし、そのあたりはこれからじわじわと良くしていきたいですね。

サポートカードの構成は色々足りていないと感じることが多くなってきました。
ほしい効果が見えてきたのが今の所一番の成長だとは思っていますが、次のステップへ進むためにももっと色々なカードがほしいですし、もっと強化していきたいところ。
サポートカードなどの仕様は公式のぱかチューブっ!で公開されている動画などをバクシンしながら見て覚えましたし、これからはもっといい構成で育てるぞ!


第1話「サポートカード」【サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談!】

さいごに

競馬についての興味も湧いてくる『ウマ娘プリティーダービー』。
育てたウマ娘のストーリーに出てくる他のウマ娘が気になって、そちらを育て始めたら別のウマ娘も気になって、だんだん元ネタである本当の馬はどんな馬だったのかも気になって、そこから他の馬も気になって……という実在のものをもとにした擬人化ものによくあるループで急速にハマっていくのを感じています。
忙しさにかまけて始めるまで時間がかかってしまったのがもったいないという後悔とともに、現在ひたすら育成を進めていたりするので、まだ始めていない人はぜひプレイすることをおすすめします。
いや、ほんとに面白いので。

wikiなどを見ると情報がまとまっているのだとは思いますが、なるべく見ずにしばらくは遊び続けてみようかなとも思っていまして、できればその記録を定期的につけていきたいんですよね。
今はまだ進められていないチームレースの順位や、他のウマ娘との特訓の成果を残すことができれば、見返したときに色々と思い出せるのかなと。

そんなわけでかなりハマってしまって他のゲームを一時中断してしまうような状態になってしまった私の『ウマ娘プリティーダービー』の感想でした。
少しでも興味を持ってくれた人は、ぜひ遊んでみてくださいね。