
今回感想を書くのは『Trainatic』という列車の車両を改造して大量の資材を手に入れつつ、先へ先へと進んでいく、そんなゲームです。
ヴァンサバ系とレビューに書いている人もいて間違ってないのですが、公式的には放置ゲーに分類されるのかな、という感じ。
個人的にはある程度揃うまではヴァンサバっぽい雰囲気で、その先が放置ゲーに変わっていくゲームなのかな、と感じました。
ちなみにタイトルの読み方は『トレイナティック』だそうです。
Trainaticってどんなゲーム?
迷い込んでしまった謎の空間で、列車を強化しながら先を目指すゲームです。
列車に砲台をつけることで、周囲の木々を破壊し、資材として獲得することができます。
この資材をもとに、列車を更に強化していくのが短期的な目標となります。
ただ、この列車なんですが、最初は全く進めません。
理由は簡単。燃料が切れるから。
ある程度進めることで、燃料の効率を上げたり、資材を手に入れるときに燃料補給ができるようになったりと、じわじわと先へ進むための燃料をやりくりできるようになっていく、というのも大事な強化要素といえるでしょう。

最初は資材を手に入れることすら大変で、初期状態だと砲台の弾は上の画像の赤丸で囲った木に届くか微妙なところ。
つまり、全然周囲のものを壊せないんですよね。
操作も必要で、マウスカーソルの方向へ射撃するのですが、その制度が甘い……。
狙いたい場所を全然狙えず、木を壊すことができずに衝突してやり直し、ということも序盤はよくありました。
そんな状態からどんどん強化していくことで発生するインフレ感がこのゲームの醍醐味と言えます。
まぁ最初は大変だけど強化すると一気に変わっていくので、まずはじっくりプレイしてみてもらいたいですね。
インフレしていく気持ちよさ

そのインフレ感なんですが、当然このゲームの面白さの中心にあるもの。
最初は頼りない砲台1つだったのが、だんだん増えていき、ショットガンやグレネードも追加され、破壊時に爆発する機能が追加され、発射間隔が短くなり、弾が消えるまでの時間が長くなり、貫通するようになって……というように、どんどん攻撃力が増していくわけです。
すると当然画面が騒がしくなっていき、SEも騒々しくなっていき、最初とは比べ物にならないほどの爆発・破壊を発生させながら進んでいく列車が完成していくんですよね。

雷が降り始めたあたりで何かがおかしい気がし始めたのですが、その雷も数が増えますし、範囲も広くなりますし、レーザーとかもありますし、ほんとにめちゃくちゃ。
最初の渋いゲームの時間がそこそこ長く、成長を始めると一気に跳ね上がるのがこのタイプのゲームの気持ちよさだと思っているのですが、本作も例に漏れず同じような気持ちよさを味わわせてくれる内容になっていますね。
射撃方向を考えるだけの手軽さ

列車なので線路があり、移動操作は特にない、というのもこのゲームの手軽さを増してくれる要素です。
マウスカーソルが表示されていないのでわかりにくいのですが、上の画像だと右側にマウスカーソルを向けている状態。
このように各車両についた放題がそちらを狙ってくれるのですが、逆に言うとプレイヤーが考えるのはその操作くらいなんですよね。
線路上にある障害物が邪魔だから壊しておこう。
資材が欲しいから石を重点的に壊そう。
燃料が不足しないように周囲の資材を満遍なく壊そう。
というようにどれを破壊するかは考えても、それ以上のことは特になし。
自分の列車のアップグレードが足りているのか、車両の組み合わせは効果的なのか、というような事前準備に重きが置かれている、ということなのだと感じましたね。
シンプルでインフレ感も感じられて気持ちよくなれるゲームが本作『Trainatic』……なんですが、個人的に少し気になった箇所もあります……。
自動化は必要だったのか

本作はインクリメンタル系ってことなのでそういうものなんですが、終盤に追加されたオートメーション車両によって、「簡単な操作」が「操作不要」になってしまった瞬間に、自分の中で本作がゲームから作業へと変わったのを感じました。
というか、インフレがほぼ止まったタイミングで自動化が始まるので、強化素材を集めるための周回を便利にするもの、というくらいの扱いなんですよね。
だからこそ、自動化によってゲーム体験が悪い方に壊れたのを感じたのだと思います。
これが操作のサポートや、「手が回らない!」という部分をうまいこと手伝ってくれるものであれば良いのですが、自動で素材を集めておいてくれる、というくらいの使い方だとね……。
そういう意味では惜しいゲームなのかもしれません。
途中まではかなりインフレを楽しめていたので、それをもっと持続してくれたらなーという感じ。
エンドコンテンツ的なものには手を出していないので、もしかしたらそっちだと自動化がすごい良い要素なのかもしれませんが……。
さいごに

最後に気になる箇所について書きましたが、概ね楽しくプレイできたゲームだったと思います。
ホントだったら『ファイナルファンタジータクティクス』の感想を書こうと思っていたのに、時間を持っていかれたくらいですし。
クリアまでは7~10時間くらいでしょうか。
私は放置していた時間もあるからか11時間ちょっとくらいかかっているみたいですね。
それくらいの時間楽しませてもらったわけですし、この値段で考えたら十分なのでは?という気持ちでいます。
無限に遊べるゲームを探しているのであれば別ですが、軽めに遊べる、インフレを楽しめる、そんなゲームを探しているのであれば本作はおすすめできる作品ですね。