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『Overwatch2』 第2回ベータテストで改めて感じたタンクの役割


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ジャンカークイーン。ジャンカータウンの女王として知られる彼女。
どのようにして女王の座を手に入れたのか……伝説の始まりが短編アニメーションで描かれます。

そんなジャンカークイーンがプレイアブルヒーローとして登場したのが、ベータテスト第2弾でした。6月29日~7月18日の期間で行われていた『Overwatch2』のベータテストには様々な人が参加し、ジャンカークイーンや調整の入ったヒーローたちを実際に使って楽しんだかと思います。そういう私も楽しんだうちの1人。ベータテスト第1弾でも感想を書きましたし、実際にプレイするなかでちょこっとだけヒーローの使い方について考えたことを書いたりもしました。そんなわけで今回は、第2回ベータテストの感想まとめということで、少し広い視点であれこれ書いていこうと思います。

よかったら過去記事とあわせて読んでもらえると嬉しいです。

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ジャンカークイーンから見るブロウラーとしてのタンク像

今回のベータテストでは、最初に書いた通りジャンカークイーンの実戦投入が行われました。ジャンカークイーンは好戦的なスキルを多く持っており、逆に盾となるようなスキルを持たないタンク。最初に追加されたタンクである彼女は「ブロウラー」として殴り、ヘイトを稼ぐようなタンクという『Overwatch2』のタンク像を示すものであるとも考えられます。

すでに前回のベータテスト時点で公開されていたオリーサやドゥームフィストなどの調整方針からも「ブロウラー」的な思想は見えると思っていて、基本的には攻撃的に攻めつつも、突出しすぎないような位置取りを考えてほしいという意思を感じ取ることができました。ドゥームフィストは以前のダメージロールのときのような立ち回りでは火力を出しきれず、無駄なデスを増やすだけになってましたからね。
ジャンカークイーンも同じく、下手に前に出ると一気に火力を集中され倒されてしまうことも。その代わりに近距離における火力と、ターゲットフォーカスの起点ともなる継続ダメージ、周囲の味方と共にラッシュを駆けることも意識した範囲シールド付与を持ちます。
敵の引き寄せアビリティもあるので、同じくオーストラリア出身のロードホッグとも似ていますがそれよりも前のめり。ふらふらと散歩するのではなく、部下を従えるかの如く味方を鼓舞し、敵を駆逐していくような戦い方でした。
チームとして動く考え方はしっかりと押さえて『Overwatch』らしさを失わないようにしつつも、近距離戦闘においてはダメージロールよりも火力を出すことが意識されたスキルセットは「タンクは味方を率いる立場」というメッセージとなってキャラクターを形作っています

これらのことから、ブロウラーとは

  • 好戦的に戦えるも
  • 前に出すぎると脆い

ので、

  • 味方の状況を見つつ
  • うまく攻め込むタイミングを伺い
  • 一気呵成に攻め込む

というような、状況把握の要素が強いポジション的な考え方なのかなと改めて感じました。とはいえ、これって『Overwatch』の頃のタンクともそこまで変わってないんですよね。ただ、盾によって防衛的にタイミングを伺うのではなく、好戦的にタイミングを作りに行くことを重視しているように思えます。

もともと言われていたイニシエーターとしてのタンクという部分はそのままに、より戦闘を主導する立ち位置になることで「タンク面白い!」と言ってくれる人が増える……といいなと思いましたね。

クイックマッチの変化

配信されている動画などを見てもらうとわかるかと思いますが、今回のベータテストではクイックマッチの形式にも変化がありました。具体的に言うと、ランクマッチの形式になったんですよね。ペイロードなどのルールでは前後半に分かれ、それぞれがペイロードを押しあった距離の比較で勝敗が決することに。

わかる……わかるんだけど、長いのよそれ。

片方の攻撃で7、8分、後半もやると15分。さらに決着がつかないとラウンドが追加されてまた3ラウンド、4ラウンドと続いていくことに……。クイックマッチにもとめているのはサクッと一戦遊べることなので、そんな長時間やってられない、というのが正直な感想でした。

やるんだったらアンレートみたいな、ランクに影響しないモードとして別モードにしてくれないかしら……。
個人的には気楽に遊びたいときに面倒な気持ちが勝ってしまいそうに思えます。

その他の変化について

基本的には以前の記事で書いたのでそこまで大きな変化は感じなかったのですが、スタッツ画面が見やすくなったというのはありますね。以前のスタッツは左右に分かれていたのですが、上下に分かれ、更にUltゲージが数字表示になったのもあってかなり見やすくなった印象を受けました。
もう少し情報の調整など入るだろうとは思いますが、第1回からガラッと変えてきてくれたのは結構好印象ですよね。

さいごに

ベータテストが2回目ということもあり、新たにあれこれ考える部分は多くなかったのですが、タンクについては「ブロウラー」という言葉が意味していたものを考えるきっかけになったように思います。やはり新しいヒーローが追加されるとテンションが上がりますし、この時期ということもあって開発サイドの考えを知る良いきっかけになりますからね。

リリースが2022年10月ということであと2ヶ月程度と迫っており、追加のベータテストは流石になさそうではありますが、PvEの情報はまだ出てないですし、それらの情報公開やテストなどあったらいいなと思いつつ、夏のゲームイベントにも注目しておこうと思います。

ちなみに、ヒーローの使い方について考えたことの記事もありますので、そちらも良かったらどうぞ。(ジャンカークイーンについては書けるところまで使えなかった……)

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