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ゲームレビュー:Overdungeon 最強のデッキを作って戦うローグライクカードゲーム

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こんにちは。譲治です。
今回はちょっと今までと毛色の異なるゲームを遊んでみようと思い、『Overdungeon』というゲームをプレイしました。
こちらのゲームはまだ早期アクセス中のゲームで、正式リリースに向けて鋭意制作中となっています。
それでも一通り遊べるボリュームはありますし、今後どのように進化していくのかも楽しみなので早めに遊んでみることにしました。

Overdungeonってどんなゲーム?


Overdungeon - Official Trailer

 

Overdungeonはカードゲームとローグライクとタワーディフェンスが混ざったようなゲームです。
カードゲームと言ってもTCGのような事前にカードを集めてデッキを組んで……というようなものではありません。
ローグライクと言っても不思議なダンジョンのように自分でダンジョン内を自由に動き回るような形式ではありません。

ではどんなゲームなのかというと、すごろくのマスのようにつながっているダンジョンを進みながらカードをその場で集めていき、自分が思い描く最強のデッキを作っていくようなゲームなんですね。
遊んだことがある人であれば『ダンジョンメーカー』を思い浮かべるとダンジョンを進んでいく様子を思い浮かべやすいのかな、と思います。
敵と戦うマスや、回復ができるマス、カードを買うことができるマスなどの様々なマスがあるので、それを選びながら進んでいくことになります。

敵を倒すことによりカードがランダムで1枚とお金が手に入り、回復マスでは回復かカードのアップグレードができます。
商店のマスではカードの購入かレリックと呼ばれる特殊なアイテムの購入を行うことができるので、これらの中から今の自分に必要なものを選択していくのが基本的な動きになります。

戦闘はどうなるのかというと、自分が作ったデッキからカードを引いて、それをガンガン出していくような形式。
一応自分と敵とでターンは別れていますが、実際に遊んでいると特別な攻撃があるときくらいしかターンを意識することはなくなると思います。
感覚的にはトランプのスピードを対NPCで行うというのが近いかもしれません。
カードごとのシナジーがあるので厳密にはスピードではなく、その点だけみると『ドミニオン』などが近いとは思いますけどね。

そんな本作は最初にも書いた通り現在早期アクセスでの販売中です。
プラットフォームはPC(Steam)なので、PS4などでは遊ぶことはできません。

プレイ時間を出すのは難しいのですが、1ダンジョンクリアするだけであれば1時間未満になると思います。
ただ、3キャラそれぞれでクリアを目指したり、違うカードで試してみたりというのが楽しいゲームですのでなんだかんだで何周もあそんでしまうんじゃないでしょうか。
私はまだそこまで上手くないので1周だいたい40分くらいかかってしまうのですが、それですでに10周くらいは遊んでいるので7時間近くは遊んでいるんじゃないかと。
シーズンダンジョンという高難易度のモードもあるのでそちらにも手を出したいですし、ここからもっと遊んでしまいそうです。

 

感想

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シンプルながらも奥深い、面白いゲームだと思います。

自分の考えたデッキ構築ができて、それをボスだとか敵にぶつけることができるととても気持ちがよくて。
別のデッキ構成でも試してみたいと何度も遊んでしまうゲームです。

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キャラが複数いるのでキャラごとに戦い方を変えることができますし、カードの種類も最初に選択するデッキパック次第で大きく変わります。

カードのタイプは直接攻撃を行うアタック、移動していき攻撃するアニマル、配置された場所でとどまり効果を発揮し続ける建物、バフやデバフを付与する呪文に分かれていて、その中で更にどのカードを軸にするかで様々な戦い方ができるんですね。
それ以外にも、通常の敵よりも強いエリートを倒したり、ボスを倒した際に手に入るレリックという特殊な効果を持つアイテムのうちどれを手に入れるかという要素も構築に影響を与えます。

このように複数の要素が絡まることで、戦闘のルール自体はシンプルながらも奥深い戦術を考えることができるのがこのゲームの魅力だと思います。

 

難点を上げるとすれば『戦略の幅』『ゲームのボリューム』の2点ですかね。

上に書いた通り戦術の幅はたくさんありますが、なんだかんだでアニマルやアタックをインフレさせて殴るというのが基本になってしまうように感じています。
もちろん、もっとやり込むと別の戦い方も見つけられるのかもしれませんが、少なくとも安定した勝利を考えると数を増やして敵を圧倒することになるでしょう。
それをどのカードでやるかの違いだけなんじゃないか、というのがここで上げている難点です。
ただ、これについてはまだやりこんでいないので見えていないだけかもしれませんし、今後のアップデートで変わっていくかもしれません。

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もう一点のボリュームですが、こちらも仕方ないことだと思います。
最初に書いた通り、現在早期アクセス販売中なのでボリュームについてはこれからなんですよね。

ただ、何度も繰り返せるとはいえ、同じボスばかりを倒しているとだんだん飽きてしまうというのも本音。
正式リリースよりも前の段階で別のダンジョンが開放されると、遊ぶ側としては嬉しいんですけどね。
ちょっと贅沢を言い過ぎかもしれませんけども。

 

 

さいごに

気になる点もありますが、それはまだ早期アクセス中だから仕方ないと言える範囲のもの。
ゲーム自体は面白く、回数を重ね様々な戦い方を試すことでより深く楽しめるものでした。

TCGのようなターン毎しっかり考えて戦うようなものではないので、そちらが好きな人には刺さらないかもしれませんが、早指しのようで面白いと感じられる人も多いはずです。
気になる人は是非遊んでみてください。
多分正式リリースすると値段が上がってしまうのでそれまでに買うとお得だと思いますよ。