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ゲームレビュー:オペレーション:タンゴ 異なる画面を見ながらコミュニケーションで先へ進んでいく2人協力アドベンチャー

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こんにちは。譲治です。
何かを協力して達成するのって嬉しいですよね。
そんな協力系のゲームの中でもコミュニケーションに重きをおいたゲームが『オペレーション:タンゴ』です。
会話によって相手に情報を伝え、逆に相手からも情報を受け取り、協力して課題をクリアしていく……そんな体験ができるゲームです。

先日友人と一緒にクリアまで到達できたので、どんなゲームだったか紹介していきたいと思います。

オペレーション:タンゴについて

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最初にも書いた通り、『オペレーション:タンゴ』は協力が必要なゲームです。
プレイヤー2人はそれぞれエージェントとハッカーに分かれ、ボイスチャットだけを用いて情報を受け渡してミッションの成功を目指します。

ゲームを始めると最初に説明が出てきますが、「相手の画面を見ない」というのが重要で、多分両方見ることのできる環境だとこのゲームの面白さを100%味わうことができなくなってしまうと思います。
ですので、必ず相手の画面は見ないでプレイすることをおすすめします。

なぜ相手の画面を見てはいけないのかというと、それはお互いの画面に映っているものが異なるからなんですね。
プレイヤー2人はエージェントとハッカーに分かれるのですが、エージェントは実際にその場に赴き、情報を集めたり行動を起こす役割で、ハッカーは離れた場所からエージェントには見えないような情報を集める役割があります。

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こちらがエージェントの画面。
実際にその場に行って監視をかいくぐりながら機密情報を得る様子はまさにスパイ映画の主人公そのもの。

ただし、自分ひとりですべてを解決してしまうスーパースパイではありません。
信用できる相棒がいるからこそのエージェントなのです。

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その相棒であるハッカーの視点では、エージェントが侵入する建物の監視カメラを乗っ取ったり、勤務している従業員の情報を抜き出したり、監視用のドローンの移動ルートを調べたりと、エージェントの前に立ちはだかる障害を解除するのが目的なので、それに則したものが表示されます。

このように異なる画面をそれぞれ見ながら、相手に情報を伝えて障害を乗り越えていく。
そんな協力体験ができるゲーム『オペレーション:タンゴ』は、PS5・PS4・PC(Steam)で販売されています。
2人のうち片方が製品版を購入している状態であれば、もう片方は体験版であっても最後まで遊ぶことができるので、一緒に遊んでくれる友人がいる人は是非遊んでみてもらいたいです。
また、PS5とPS4、PS4とPCのようなクロスマッチングも可能ですので、気軽に遊べるゲームなのかなと感じています。
更に6月中はPS plusのPS5向けの無料タイトルとしてもピックアップされていますので、PS5を持っていたり、友人が持っているのであれば無料でダウンロードして遊ぶことも可能です。
クリアまでは6~7時間程度なので、それくらいの時間一緒にプレイしてくれる人がいるのであれば検討してみてもらいたいですね。

 

コミュニケーションによる協力

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さて、何度も書いている「コミュニケーションによる協力」というのがどういうものなのか、もう少し詳しく書いていきましょう。
ただ、私が今回ハッカー側メインでプレイしたこともありまして、画像はハッカーサイドのものが多くなります。

ハッカー側からだと、エージェントのいる地形の情報や、そこを監視しているドローンの位置や移動経路、ロックされている場所の解除方法などを見ることができます。
ただ、その地形をそのまま画像で伝えることはできません。
なので、「道なりに進んで~」「次の角を左に曲がって~」というように地図をもとにナビゲートしたり、鍵となる図形を口頭で伝える必要が出てきます。

少し前に爆弾処理のゲームがありましたがそれに近く、情報をうまく伝えるのが難しいからこそ、伝わって先へ進めた時の達成感が大きいんですよね。

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またハッカー視点でも実際に移動のようなことが求められるシーンがあります。
電脳空間のような場所に入り込みその中を移動していくのですが、タイルがない場所に落ちるとゲームオーバーになってしまいます。
なので、エージェント側へ連絡してタイルを配置してもらうという、普段とは逆にハッカーが進むためにエージェントに手伝ってもらうようなゲームになるんですね。

エージェント側からは高低差の情報が見えなかったり、タイルを消してしまう敵の様子は見えなかったりします。
ハッカー側は目の前の状況はわかりますが、その先で何が起こるかはわかりません。
お互いに情報を受け渡し、そして息を合わせて進んでいくことで、ゴールに到達することができる。そんなゲームです。

 

さいごに

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全編通して協力が必要となるゲームとなっている『オペレーション:タンゴ』。
相方へ上手く情報を共有できて、課題をクリアできると嬉しいですし、段々上がっていく難易度の中で難しいものに直面してもなんとか協力してクリアしてやろう!という気持ちになるのを感じました。

改めて思い返すと、先日記事を書いた『It Takes Two』とは違った質の協力でした。
あちらもお互いの役割が異なる中での協力でしたが、同じものを見て、そこに対する解決策を一緒に考える、均一情報の中で役割分担して進んでいくようなゲームでした。
対して『オペレーション:タンゴ』は役割はもちろん、情報も非対称なのでその伝達をどうするか、という部分に頭を使うことが多かったように思います。
時間の制約がかけられるようなシーンでは特に、どのように伝えるのかを意識し、相手からの情報を咀嚼し、2方面からゲームが求めてきているものを探るような思考をしていたのかなと。

どちらも面白いゲームなので、協力系のゲームが好きな人には両方試してみてもらいたいですね。

 

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