
先日の記事にも書いたように、8月は映画を見ようと決心して普段よりも意識的に映画に触れる生活をしてみました。
今までだと大体月に2、3本、多くても5本程度なのですが、8月は23本の映画を見たとのこと。
普段の5~10倍映画を見たということのようですね。
そんな8月に見た映画を振り返り、印象に残ったものを紹介してみよう! というのが今回の趣旨です。
映画館で放映されている新作に限らず、Netflixなどの動画配信サービスを活用して鑑賞したものも含まれるので、その点はご了承ください。
- 驚きびっくりコメディ枠「奈落のマイホーム」
- ただのループものかと思いきや……「隔たる世界の2人」
- 原作とは異なる映画館ホラー「近畿地方のある場所について」
- 今の私が好きなものを作ってくれた誰かへのラブレター「サマーフィルムにのって」
- さいごに
驚きびっくりコメディ枠「奈落のマイホーム」
ようやく手にしたマイホーム。11年越しの夢の我が家が、地下500mへ沈む……。
そんな恐ろしい出来事を描いた映画が「奈落のマイホーム」です。
韓国で2021年の興行収入上位に入った映画で、2022年に日本公開。
シンクホールという巨大陥没穴をテーマにしたディザスター・パニック……なんだけどしっかりコメディな映画でした。
主人公のドンウォン、新居祝いに来た部下のキムとウンジュ、そしてクセの強い隣人であるマンス。このメンバーを中心として、大穴に落ちてしまったマンションからの脱出を目指すことに。
個人的には、トレーラーやあらすじでもすでに紹介されてしまっているように新居が大穴に落ちていくのを知っている状態で、新居を楽しむドンウォンを見るのがいたたまれない気持ちでしたね。
また、「いつ落ちる?」「そろそろか?」というように、穏やかな場面であっても常に落下が頭をよぎるソワソワする体験でもありました。
その後落下してからは、コメディタッチのノリのおかげで深刻な状況にもかかわらず楽しく笑わせてもらうことのできる映画になっていたように思います。
もちろんシリアスな場面はあるっちゃありますが、それよりも全体通して面白く受け取ることのできる作品でしたね。
思っていたよりもひどい状況で、思っていたよりもコメディな映画でした。
ただのループものかと思いきや……「隔たる世界の2人」
主人公である黒人の男性はちょっとしたキッカケから警官と揉めて殺害されてしまう……。
しかし、目を覚ますとまた朝に戻っており、自分は無事。
夢かと思い外に出ると、再び警官に襲われてしまい……。
警官と揉めて殺害される体験を何度も何度も繰り返すというタイムループに閉じ込められた男性が、なんとかループを抜け出そうともがき様々なことを試すという短編映画です。
各所のあらすじにもある通り、同じことを何度も繰り返すループもの……なんですが、なぜ主人公は殺されるのか、なぜ毎日このようなことが起きるのか、など現実世界での問題を正面から描く作品になっているように感じました。
前情報を入れずに見たのでより驚いた、というのはあると思いますが、かなりの衝撃で強く印象に残る1作になりました。
30分くらいということもあるので、ぜひ見てもらいたい映画ですね。
隔たる世界の2人 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
原作とは異なる映画館ホラー「近畿地方のある場所について」
オカルト雑誌の編集者が行方不明になった。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。
そんな彼の調査を引き継ぎ、調べていくうちに、様々な謎が全て"近畿地方のある場所"に繋がっていることに気づく……。
「このホラーがすごい!」でも1位となった「近畿地方のある場所について」の実写映画版が公開されました。
原作のカクヨム版を読んでいたこともあり、公開にあわせて映画館に突撃して鑑賞。白石監督らしいホラー映画を楽しむことができました。
個人的には中盤くらいまでの展開が好きですし、しっかり怖い映画を見ることができたと感じられました。
特に心霊スポットに凸るYoutuberのところが怖い……。
この中盤あたりまでの様々な情報を集めていくモキュメンタリーパートが良かったのですが、その先の白石監督パートとでも言うべき映画体験の変化。
最後は特に賛否が分かれる展開だと思いますし、個人的にも「興が削がれた」ような印象は拭えませんでした。
あと、原作にあった体験を現実世界に引きずるような感覚がなく、映画だけで完結しているので映画館を出たら全て終わってしまっているというのももにょもにょした部分でした。
とはいえ、テンポよく進んでいくホラー映画としてかなり面白い1作だったと思います。
この映画版に先立って内容を一新したという文庫版も読んでみようかなという気持ちにさせられていますし、帰りに「口に関するアンケート」を買ったりもしていますし、パンフレットはすごく豪華だしで、個人的にはかなり満足できる映画だったことは間違いなさそうです。
今の私が好きなものを作ってくれた誰かへのラブレター「サマーフィルムにのって」
映画部でくすぶっていた時代劇オタクの女子高校生ハダシが、監督となって時代劇を撮影する……というお話。
主人公武士役にふさわしい青年、凛太郎に出会ったことでハダシは仲間を集めて本格的に映画撮影を始めることに……。
部活動として映画製作を全力で行う高校生らしい青春感、そしてひと夏の恋愛もあり……。
時代劇を撮っているのにSFでもあるという不思議な設定もあって、話を聞くだけだと少し情報が多いように感じられるのですが、それでも劇中に出てくる彼女・彼らは全力でまっすぐ走り抜けていく。
その原動力となっているものや目指す先を考えると、これは監督から過去にいろんな映画を作ってくれた人たちへのラブレターなんだろうな、と感じられたりもする。
そんな夏の映画でした。
さいごに
普段よりも広い範囲の映画にふれることができた1ヶ月でした。
特に最近はアメコミヒーローものが多かったりもしたので、別路線の映画を楽しめたように思います。
今回紹介してませんが、「国宝」ももちろん良かったし、「コーダ あいのうた」もとても感動的だったし、「メタモルフォーゼの縁側」も劇中の空気感がとても好みだったし、「ロスト・イン・トランスレーション」は深夜にゆっくり見たい温度感が好きだったしで、色々と好きな映画に出会えました。
9月以降はどれくらい見ることができるかわかりませんが、まだまだ気になっている映画があるので時間作って映画鑑賞もしていこうと思います。
おすすめの映画があったら教えてもらえると嬉しいです。


