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ゲームレビュー:GUNDAM EVOLUTION ネットワークテスト 6vs6で戦うスポーツシューター世界に生まれたモビルスーツの戦い

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こんにちは。譲治です。
『Overwatch2』とネタにされることもある『GUNDAM EVOLUTION』のネットワークテストに当選して遊んでみたのでその感想を書いていこうと思います。
少しネタにしていた節もありましたが、遊んでみるとなんだかんだ面白かったので今のところ製品版でも遊んでみようという気持ちになっていたりします。とはいえ、手放しで褒められるわけではなかったので、そのあたりを書いていこうかなと思っています。

GUNDAM EVOLUTIONってどんなゲーム?


www.youtube.com

『GUNDAM EVOLUTION』はバンダイナムコスタジオが開発する、6人対6人のファーストパーソンシューターです。名前の通り、ガンダムのモビルスーツを使って戦うゲームとなっています。
動画を見てもらうとわかると思いますが、戦場の絆タイプの重厚な戦闘ではなく、モビルスーツが飛び回りステップで躱してビームライフルを撃つ、スピーディな戦闘が繰り広げられます。

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各モビルスーツはメイン射撃の他に複数のスキルGマニューバと呼ばれる必殺技のようなものを持っています。モビルスーツによっては上の画像のメタスのように変形できるものもいて、短い時間ではありますが飛行することも可能。また、体力もそうですが、ステップ回数というのもモビルスーツごとに定められており、瞬間的な回避の回数が多い機体、少ない機体に分けられます。

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ゲームルールは3種類。

  • ポイントキャプチャー
  • ドミネーション
  • デストラクション

ポイントキャプチャーはAとBの2拠点が存在するステージで、攻撃側と防衛側に分かれて拠点を奪い合うルール。Aを確保すると次はBが目標となるので、攻撃側はまずはAポイントの確保を目指します。防衛側は拠点を守ることが目的で、制限時間まで拠点を守り切るために戦います。

ドミネーションはA・B・Cの3つの拠点があるステージが舞台。攻防に分かれることなく、どちらも攻撃という感じで拠点の奪い合いをするルールです。拠点の確保時間に応じて特典が溜まっていき、先に100点に到達したチームの勝利となります。目標となる拠点は一定時間ごとに変更されるので、『CoD』におけるハードポイントがイメージに近いかも。

デストラクションは『Valorant』などをイメージするとわかりやすいのかなと。AとBの2箇所に爆弾を設置できる箇所があり、そのどちらかに爆弾を設置し、一定時間経過すると攻撃側の勝利、爆弾設置を成功させずに制限時間経過すると防衛側の勝利となります。モビルスーツということもあり、1つの爆弾を誰かが持ち運ぶということはなく、誰でも起動できるというのが少し特殊でしょうか。

これらのルールを先述したモビルスーツの機体特徴、スキルを駆使して戦い競う。それが『GUNDAM EVOLUTION』です。

対象のプラットフォームはPS5/PS4/Xbox X/Xbox One/PCで、PC版はバンダイナムコオンラインの専用ランチャーを使用します。今回はPC版が先行してネットワークテストを行っていて、そちらに参加できたので、PC版ベースの話となります。

戦闘について

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まず最初に戦闘についての雑感からです。
上で書いたような、オブジェクト優先のルールやスキルやGマニューバ、更に書いていませんが試合中にモビルスーツ変更も可能という特徴から、『Overwatch』っぽいと言われるのは仕方ないのかなと感じました。私自身もそう思ってましたし、実際にプレイしてみても近い部分は多かったです。ただ同時に、当然ですが違う部分もたくさんあり、単なるガンダム版『Overwatch』ではないものになっていたと思います。

例えば中破。簡単に言うとダウン状態です。この状態で体力を削りきると大破、つまりキルになります。その前段階の中破からはどの機体であっても復帰させることが可能で、なかなか戦況を変えにくいゲームだと感じましたね。
あとはロールでしょうか。機体ごと体力や得意とする交戦距離、ステップの回数、スキルの内容などで役割が大まかに決まってはいるのですが、ロールとしての表示はありません。そのため、自分のモビルスーツの得意な立ち回りはなんなのかを自分で探していく必要があります。これがネットワークテスト段階だと、わかりにくくてごちゃごちゃした戦闘になりがちだった原因なのかなとも思っていて。うまい人の動画などを見ると、いい感じに隊列組めているんですよね。ゲームが習熟していくと立ち回りの理解度も上がっていくと思うのですが、最初は初心者にとっては難しいゲームになるかもしれません。

実際にプレイしてみて上記以外に感じたのは、攻撃などの気持ちよさが薄いというもの。SEがガンダムらしいものになっているというのもありますが、射撃やヒットの気持ちよさをあまり感じることができませんでした。これはヒット時のエフェクトやアニメーションなども影響しているかもしれませんね。
アニメーション・モーションの話だと、全体的に粗さが気になります。一番気になるのはバルバトスで、メイスを振ったときのモーションのつなぎが甘い……というよりもつながっていない……。ヒットしたかどうかもわかりにくく、強いんだけど気持ちよさが薄い、という感じに。
全体的に攻撃(とヒット)や操作が軽く、気持ちよさが薄いという印象がありますね。

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それでもモビルスーツを自分が操る、というよりもリアル「俺がガンダムだ!」的な操作体験は面白く、思い通りに立ち回って敵機をキルできた時は嬉しいですし、全体通して面白いゲームだとは思っています。それだけに、もっと気持ちよくできそうなのに、という部分が気になってしまったのかもしれません。

カスタマイズ

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各モビルスーツのカスタマイズは最近のスポーティなFPSと同様、性能に影響しない見た目に関わる部分のみとなっています。
例えば機体のスキンや武器のスキン、MVP用の演出やスタンプなどがありました。

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面白かったのはパイロットボイス。
これを変更することでピンを刺した際などのコミュニケーション用のボイスが変わるというもの。プレイしていると忘れてしまいがちですが、パイロットはしっかりいるよというのが伝わってくるとともに、他のヒーローシューターではなかなかできないボイス変更というのが実現するというガンダムらしさを感じることができます。
ただ、ガンダムやサザビーに乗っているのが知らない一般兵ということにもなるので、このあたり気になる人は気になるかもしれません。製品版ではアムロボイスなんかも手に入れることができるようになる……のでしょうか?

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ちなみに、私は全体的に魅力的だと感じたカスタマイズアイテムが無く、少し悲しい気持ちになってました。今回はネットワークテスト版なので製品版ではもっと増えると思いますが、この段階では大半がいまいちでしたね。モビルスーツの弊害だと思うのですが、ボイスとは逆にスキンは思い切ったことがしにくいのかもしれません。突然ガンダムをサンタクロースの格好にはできないし……みたいな。世界観を表現したスキンやぶっとんだスキンなんかも好きなので、本作ではどのようなアイテムが追加されていくのか楽しみにしておこうと思います。

さいごに

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最初にも書いた通り、良いところばかりではありませんでしたが、ゲームとしては面白いものに仕上がりそうに感じた『GUNDAM EVOLUTION』。正式リリースがいつになるかはわかりませんが、よりブラッシュアップされて発売を迎えてもらいたいと感じました。今のところ製品版でも遊んでみたいと感じていますしね。

今回のネットワークテストはPC版だけでしたが、後日PS4などの家庭用ゲーム機向けにもテストを行うとのこと。公式サイト等で発表があると思うので、気になる人は確認しておくと良さそうです。

gundamevolution.jp

各機体を操作していて感じたこともあるのですが、長くなりそうなので今回はここまでにして、別の記事で色々まとめてみようと思います。もしよかったらそちらも見てもらえると嬉しいです。