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2025年に読んだ漫画を振り返ってみる

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こんにちは。譲治です。
2025年も終わりに近づいているということで、今回は読んだ漫画を振り返ってみようと思います。
今回も主にKindleで読んだ本を中心にしつつ、その中でも特におすすめしたいものをピックアップしてみようと思います。

今年発売されたものに絞るのは結構難しいので、今年読んだもの、とさせてもらいます。
その関係で古いものも含まれていますが、今年読んだんだなと思ってもらえると助かります。

オルクセン王国史

オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~(ノヴァコミックス)1

正式なタイトルは『オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~』というもの。
原作のある作品で、そのコミカライズです。

ファンタジー作品で低知能で汚い種族として描かれることの多いオーク。
しかし、オルクセンの王グスタフの治世は真逆。
軍事も市民の生活も、すべて質が高く、野蛮という言葉が似つかわしくない。
白エルフからの虐殺にあったダークエルフ族の氏族長のディネルースが、斃れかけた時に助けられたのはそんなオークの国で……。

軍記物として面白く、様々な魔種族が集まる国だからこその特別な仕組みがあるのも面白く、グスタフとディネルースの絡みも面白く……全部面白い。
しかもこれを描いているのが『はるかリセット』の野上武志ということもあって、気を抜いたシーンみたいなものもちょうどいい塩梅になっているんですよね。

軍記物に忌避感がなければぜひ読んでもらいたいですし、苦手だとしても絵柄の可愛らしさもあって読みやすいのでおすすめできる、そんな漫画でした。

ワールドトリガー

ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『ワールドトリガー』を読み直し、そして読んでなかったところから先へ進んだのも今年のことです。

まぁこの作品については多くを語る必要もないでしょう。
元々週刊少年ジャンプで連載されていて、その後休養もあり……その流れで読まなくなってしまっていたワートリ。
久々に読もう!と思いたち、ついに個人的に再開したのですが、やっぱり面白い……。
当時はランク戦が長いと思っていたのですが、改めて見てみると……いや、長いか。
でも様々なキャラが登場し、主要人物とそれ以外ではなく全員に物語がある感じがとても良い。
最新刊が出たのでそれを大事に読んでいこうと思っています。

メダリスト

メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス)

絶対に好きになってしまうとわかっていた作品。
それが『メダリスト』でした。

だってスポ根で、自分を表現するために努力して、コーチ/選手のことを気遣いながら上へ上へと目指して登っていく……。
そんなん胸熱に決まってるじゃんね。

電車内で読んでいたのですが、泣いてしまうこともしばしば。
マスクをしていたので助かりましたが、感情が揺さぶられまくって大変でした。
特に一気に読んだのも良かったんだろうなぁと思ったりもして。

今年のベストと言っても良いかもしれません。
だからこそあまり語れない……読んでない人は是非一気に読み干して欲しい。

ゴールデンマン

ゴールデンマン(1) (ヤングマガジンコミックス)

子供を助けたヒーローが消えた。
代わりにその場にいたのは記憶喪失の人物で……。

記憶喪失の超人(ヒーロー?)が街を守るヒーローに成り代わって活躍していくヒーローコミック。それが『ゴールデンマン』です。
立ち位置としてはスパイダーマンとかが近いのですが、ヒーロー不在を避けるために記憶喪失の別人を一旦ヒーローに仕立て上げ……というセットアップが新しい。
ヒーローでは無い、記憶も無い状態から段々とヒーローになっていくというのが、行動によってヒーローとしての心が作られていくというヒーローものとしてとても良い展開なのもあって、大好きな作品です。

最初の方を読むことができるので、良かったらぜひ!

ちなみに原作は『亜人ちゃんは語りたい』のペトス氏。
そっちも好きなのでこれからも応援するつもりです!

かくかくしかじか

かくかくしかじか 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

実写映画化に先立って読んでみようと思った本作。
最終的に漫画化になった東村アキコ本人の過去の話ということで語られる先生とのやり取りが本当に刺さる……。
全部ちゃんと信じてくれて、本気で付き合ってくれたのに、ある程度大きくなって親を疎んでしまうのと同じように距離を取ってしまって後悔する。
そういう悲しい気持ちになることも結構あるけど、前向きになれる話でもあったように感じました。

映画の方は……いつか見るかも?いや、うーんどうだろうなぁ。

僕のいけずな婚約者

僕のいけずな婚約者 1 (ブシロードコミックス)

たまにこういうラブコメ系を読みたくなるんですよね。
許嫁となっている高校生2人の、なんだかんだで通じ合っているのに伝わらない気持ちだとか、そういうもどかしさが(ある程度デフォルメもありそうな)京都育ちという生い立ちを使って説明されているのが程よい作品。
皮肉っぽいというか遠回しに伝えようとしているのでは……?(実はそのままの意味)みたいなやつが、微妙な距離感を作るのにちょうど良い仕組みになってるよなぁ、みたいな。

他のクラスメイトたちとの絡みもいいし、全部ひっくるめて雰囲気が良いのがこの作品のいいところ。
疲れたときとかに読みたいラブコメですね。

半分姉弟

半分姉弟 (1) (トーチコミックス)

普段聞いているラジオで、上半期のおすすめマンガとして取り上げられていたのがキッカケで読んでみた作品です。
ちなみその回でおすすめされていた『転がる姉弟』の方も読んだし、そっちもとても良かった……。でも姉弟2作品になるから今回はこっち。

『半分姉弟』は「ハーフ」と呼ばれる人たちの日常と、わかりあえない、うまく行かない、そういう感情とを描いた1作。
物語は、主人公の米山和美マンダンダが弟の優太マンダンダから改名して「マンマンダ」を取ったという話を受けるところから始まります。
生まれ育ったのは日本なのに、ルーツの違いから他者から「異物」として線を引かれる。
そういう「アイデンティティ」に繋がる問題について、正解・不正解を決めるのではなくどう受け取るかを投げかける物語なんだと感じました。
思考から抜けてしまうこともあるので、頭の向きが凝り固まっていないか立ち返るためにも、たまに読み返したいと思っています。

悪役令嬢の中の人

悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~: 1【イラスト特典付】 (comic LAKE)

実はゲームではほぼ登場しない「悪役令嬢」という立ち位置のキャラクター。
ただ、昨今の創作では概念として醸成され、もはや王道とも言える設定になっていると思います。

悪役令嬢に転生し、善い行いをすることで「定められた運命」を覆していく……というよくある展開。
本作でも後の悪役令嬢であるレミリアの体に転生したエミが、ゲームでは不遇のレミリアの人生をより良くするために立ち回ることで、運命を覆していくことに。
ただ、問題はもともとのゲームの主人公側に転生した人物がどうしようもないクズだったということ。
そのせいで状況は悪化していき、最終的にエミはショックで意識を失ってしまうことになります。

そこで復活するのが体のもとの持ち主であるレミリア。
エミの行動や記憶の影響でエミを尊敬し、大切に思っていたレミリアが、エミがいつ戻ってきても良いようにたち振る舞いつつ、復讐を目指して立ち回っていく……というお話。

物語の軸が明確でわかりやすく、レミリアの辣腕ぶりも素晴らしく、文句無しに面白い。
そして絵がうまい。
読みやすくて面白くて絵がうまかったら、そりゃ最高じゃないですか。

悪役令嬢の基本テンプレを知っていたほうが良いのですが、そうでなくても全然楽しめると思うので、気になる人は是非読んでみてもらいたい作品でした。
6巻で完結しているというのも手を出しやすさに繋がる良ポイントかなと思ってます。

さいごに

読んだ本というだけだと『ワンパンマン』や『ダイの大冒険』を読み直したり、ラノベ版を読んでいた『ゴブリンスレイヤー』の漫画版を読んでみたり、『鍋に弾丸を受けながら』がやっぱり面白いなと思ったり、『明日の敵と今日の握手を』でカルロ・ゼン味を味わったり、『峠鬼』で役小角の旅を見守ったり、『ぴゅあ0.01㎜』でネジ曲がった純愛を楽しんだり、『怪人X』で大きな戦いにドキドキしたりと、新旧関係なく結構色々と触れさせてもらっています。

ただ、読んだ本ほどではないのですが、買ったは良いけどまだ読めていないものもあるんですよね……。
ライブラリの肥やしにしないようにちゃんと読んで楽しませてもらわないとですね。

積んでいるものも読みつつ、新しい作品にも手を伸ばし、これからもいろんな作品を読んでいこうと思います。