
辺境を開拓することになった私。
当初1人で何とかするのかと思っていたら、奇特な副官がついてきてくれて……。
そんな「なろう系」にありそうな出だしで始まるタワーディフェンスゲームが本作『辺境開拓者』です。
ちなみに王様に追放された……というわけではなく、基本的にはそこまで悪い関係性ではありませんのでご心配なく。定期的に食料やおこづかいをくれます。やさしいね。
あ、今回はクリアしての感想ではなく、途中段階での記事となります。
これほんとにだらだらとずっとやってしまいそうなので、一旦の区切りで書いてみることに。
ストーリーだけで言うと半分行ってないくらい、ですかね。
その点、ご了承いただけると助かります。
辺境開拓者ってどんなゲーム?
『辺境開拓者』はピクセルスタイルの都市建設ゲームであり、同時にタワーディフェンスでもあります。
新たな土地を開拓して民を増やしつつ、攻め込んでくるゴブリンなどの敵を倒すために防衛陣地を構築し、定期的に攻め込んでくる敵を撃退するゲーム、という感じでしょうか。
「防衛陣地の構築」としてできることは、兵士を配置するか防衛用の設備を作っておくこと。
ただし、どちらも基本的には自由民という「人リソース」が無いと配置できないので、人を増やす必要があります。
そして、人を増やしていくと食料が必要になるので、食糧生産もしていかなければならない……という作りになっているため、生産力も意識しつつ防衛力も上げていくという両面で考える必要のあるタワーディフェンスとなっています。

各ユニットを配置するためには、毎ターン配られるカードを使う必要があるため、必ず狙った行動ができるわけではない、というのが面白いポイント。
ラウンドごとに生産系なのか戦闘系なのか選んでブースターパックのようなものを開封するのですが、当然欲しいものが来ないことも……。
そういう場面でうまく方針を変えつつ対処していくのが面白いゲームなんですよね。
救済としてたまに訪れる行商人からカードを直接買うことで、調整することもできますが、基本的には配られたカードでなんとかしていくのが醍醐味でしょう。
生産量を考えつつ進める準備

説明でも書いたように、生産量を維持しつつも戦力を増強していくのが大事。
金・食料・物資・人を維持するために、家を配置して人を集めつつ、食料も確保し、建物を立てるための物資を得るための施設も配置して、余剰分は隊商に売ってお金を確保……みたいなことを常に考えることに。
進めていくと段々とどういう要素があるのかわかっていくので、それを見越した配置をしていくような「慣れ」が出てくるころには、このゲームの基本的な流れが身についた状態になっていることでしょう。
思った以上に木がなくて物資を集めにくいステージなんかもありますし、そもそも施設は配られたカードによって配置できるかどうかが変わるので、その時に順応できるかどうかが、このゲームに慣れたかどうかの判断基準になるかも。
それにしてもいつも家や畑をどの辺りに配置するか悩む……。
変な場所に置くと邪魔だし、広げにくくなるし、市場や製粉所とつなげたいので空間は作っておきたいし……みたいな。
RTS的や街作り系のゲームと近い悩みかもしれませんね。
ルートを作って防衛する面白さ

タワーディフェンス系のゲームをプレイしたことある人であれば分かると思うのですが、タワーディフェンスはざっくり分けると「ルートが決まっているタイプ」と「自由移動してくるタイプ」があり、本作は後者。
つまり、敵が最短経路で本拠地まで進んでくるのですが、ルートは特に決まっていないタイプ、となります。
このタイプの面白さといえば「どのように地形を作っていくか」です。
自分なりの地形を作成して敵を撃退していくのが面白いポイント。

これは一番下のルートを閉じて来れないようにしつつ、上を2ルートに分けてそれぞれ撃退するという戦い方をした時のもの。
本当は中央と上のルートをうまく繋いで長距離歩かせつつ攻撃を重ねていくようにしたかったのですが、城壁系のカードが全然来ない。
仕方ないのでそれぞれで殲滅するための地形に変更した、という経緯があったりします。
1つ上の項目で書いた生産についてと同じで、戦闘系についてもカードの運に左右されるというのが本作の特徴。
配られたカードを使ってどのように乗り越えていくかを楽しむゲームと言えますし、それが面白いゲームなのです。
もどかしさを感じつつ、うまく凌いでいけると結構気持ちいい体験ができると思いますよ。
(難易度普通だと)少し大味の各戦闘

という感じで、ここまでは全体的にポジティブな話でしたが、この項目は少しネガティブなことを書きます。
まだストーリーの途中ですし、難易度が低い(普通でプレイ中)ということもあると思いますが、全体的に大味でそこまで難しいゲームだとは感じられないのがちょっともったいないなと思っています。
上で書いたような生産・戦闘のバランスやカード配布によるもどかしさは面白いのですが、慣れていくと段々とどんな状況でもそれなりに乗り越えられるようになってしまう……。

3ステージ目の四方から攻め込まれるシチュエーションであっても、攻撃をいなしてくれる建物を配置しつつ、遠距離攻撃ができるような組み合わせで配置していくことで、そこまで攻め込まれることもなくクリア。
カードの配布やステージの変化によってなんとなく続けられてしまうのですが、そこまで大きな変化はないですね……。
あるとしたらボス戦でしょうか。

ボス戦は結構ドキドキしながらプレイできていたように思いますね。
敵の数もそこそこ多いですし。
でも、まぁ大体なんとかなってしまうんですけども。
ここまで書いておいてなんですが、やっぱり敵が弱いのが気になりますね。
ギリギリのひりつきみたいなものを感じるタイミングがほとんどないですし。

プレイごとに溜まっていくポイントを使った永続強化要素のタレントを必死で強化しないと倒せないステージも今のところないので、ちょっと肩透かしな感じもあります……。

そんなこと言うなら難易度上げてプレイしろよって話かなと思うので、しっかりタワーディフェンスをやりたい人は最低でも困難以上でプレイするのをおすすめします。
「普通」はチュートリアル、と考えるのが良いのでしょうね。
さいごに

最後にケチをつけたようになってしまいましたが、カードによるプレイ変化のあるタワーディフェンスとして楽しくプレイさせてもらっています。
使いたかった戦い方ができなくなって、代わりに別の戦い方を試してみて……というのが起きるので毎回結構違った面白さを体験できているんじゃないでしょうか。

段々と解放されていく副官を変更することで、初期のカードが変わったりしますし、遊び方にも変化があるような作りになっていて、何度もプレイできる懐の広さを感じます。
ステージクリア時に選択できるエンドレスモードもそうですし、ずっと遊んでくれ!というゲームからのメッセージなんでしょうね。
街作りとタワーディフェンスをかけ合わせた、ピクセルスタイルのわちゃわちゃ系戦略ゲームに興味があったら、ぜひ試してみてもらいたい一作です。
私はこれからももうしばらく遊んでみようと思っています。